May 03, 2009

The Wrestler

The Wrestlerを見た。
結論から言ってしまうと
非常に内容の薄い映画だと思った。

あれもこれも詰め込もうとして
すべてが中途半端になった感じ。

プロレスの暴露にしても(まあ暴露だとは思ってないんだろうが)
非常にいい加減な不正確な部分があった。
その点では嫌悪感すらおぼえた。

まず「ジュース」に行く部分。
なんであんな下手なタイミングでいくのか
まったくもってお笑い。現実的にあんな下手なタイミング
ではすぐにお払い箱になるだろう。

もうひとつの「ジュース」にしても
なぜあんなに多くの種類をいっぺんに買うのか。
2種類もあれば十分。非現実的だ。

逆にリアルなのは自分のケツをひっぱたいて
針を刺すシーン。

いきなり見せつけて、解説がないし
ストーリーで説明する部分もない。
その辺の描写は無意味だと思った。

ほろっとするシーンも一箇所だけはあった。
娘に「Please don't hate me」と言って
涙がこぼれてくるシーン。

ただ全体を通してすべてが暗く、病的に見えた。

プロレスラーというものの全体像があれほどまでも
病的でネガティブなものとして映画になってしまったというのは
これはとても悲しいとしか言いようがない。

私が長年に渡って取材してきたプロレスラーという人種は
あんなに病的でもネガティブでもないし、
プロレスという人生はもっと明るく素晴らしいものだと
断言できる。







jimmysuzukiusa at 07:39 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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