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韓国でメキシコ帰りの女性、感染を確認…仏などでも感染者

5月2日8時49分配信 読売新聞

韓国でメキシコ帰りの女性、感染を確認…仏などでも感染者
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読売新聞
 【ソウル=前田泰広】韓国政府は2日、メキシコから帰国した韓国人女性が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に感染していたことを確認したと発表した。香港でメキシコ人旅行者の感染が確認されたのに続き、アジアでは2例目となった。

 フランスでも新たに2人の感染が確認され、感染者が出たのは計16か国・地域に拡大した。米国の感染者数は20州143人にのぼった。一方、感染疑いが出た国は、新たにロシアなどが加わり、19か国となった。

 韓国保健福祉家族省の疾病管理本部によると、感染が確認されたのは、メキシコから4月下旬に帰国した韓国人の修道女(51)。アジア地域でアジア人の感染が確認されたのは初めてだ。

 修道女は4月17〜25日までメキシコに滞在し、米ロサンゼルスを経由して26日、航空機で仁川国際空港に到着。搭乗前からせきが出るなどしており、帰国後に高熱などの症状を訴えた。28日から病院に隔離されたが、現在は快方に向かっている。

 帰国した修道女を空港に迎えに行き、車に乗せて移動した別の修道女(44)からもA型ウイルスが検出されており、同本部は二次感染の疑いもあるとみて精密に検査している。同本部は、同便に搭乗していた乗客乗員を追跡調査しており、所在の確認された182人については感染していないことを確認している。

 同本部は2日、新型インフルエンザ感染患者の確認を受け、発熱などの症状がある人を対象にした電話相談の受け付けを始めることを決めた。

          ◇

 【パリ=林路郎】フランスのバシュロ保健相は1日のテレビ番組で、仏国籍の男性(49)と女性(24)の計2人が新型インフルエンザに感染したことを確認したと明らかにした。フランスでの感染者確認は初めて。さらに男性1人(37)も感染が強く疑われている。

 3人がいずれもメキシコ旅行から帰国して発症したことから、仏政府は追跡調査を開始した。ただ、いずれも快方に向かっているという。

最終更新:5月2日12時53分

読売新聞

 

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