島田満「大好き！」ＢＬＯＧ

こんにちはアン……第一話にちなんで、こぼれ話をしてみようと思います。これは非公式なお話ですので、わたしの一人言だと思ってくださいね。
今回、トーマス家を激震させたカメオのブローチについて……カメオの歴史はとても古いようですが、この時代は特に、富裕層に好まれた宝飾品だったようです。
ミントンさんは、例のカメオを、従姉妹のアレサからもらいました。倹約家で厳格なミントンさんと違って、このアレサは男性関係にルーズなちゃっかり女性だったので、ミントンさんは彼女を毛嫌いしていました。でも、礼節を重んじるミントンさんは、アレサの母親に義理があったので、アレサに乞われたとき、お金を貸したのです。でも、アレサは、結局、お金をドレスやら宝石やら旅行費に使ってしまい、ミントンに返さなかった。代わりに、元カレからもらったあのカメオをミントンに渡してごまかしたのです。それも、留め金が壊れたままで……。それで、ミントンさんはあのカメオが大嫌いでした。捨ててしまいたいくらいだったのですが、ものを大切にするミントンさんは、捨てることができなかったのです。それをアンが壊してくれて、（本当に壊したのはアンではありませんけれどね）スッキリしたのでした。
カメオには貝でできたシェルカメオと、瑪瑙（メノウ）でできた瑪瑙カメオがあるのですが、貝でできたものは、薄いので、踏んだら、すぐに割れてしまいます。瑪瑙のほうは、たぶん、踏んでも、簡単には壊れないと思います。（踏んでみたことないのでわかりましぇん！ええ、踏みませんとも）でも、バートのような大人の男性が踏んだら、割れないまでも、損傷はするのではないでしょうか。
アニメで描かれたカメオは、シェルカメオか、瑪瑙カメオか……割れぐらいから見ると、瑪瑙カメオだったような雰囲気もありました。
カメオに興味のある方はご覧になってみてくださいね。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/1000jewel/
http://www2.ocn.ne.jp/~cameo/
美しいものが大好きなアンにとって、初めて見る、息が止まりそうなほど素晴らしいアクセサリーだったと思います。