2009年05月01日

「なぜ最後のパレードだけが」の不思議

 

 前著「すべてのゲストがVIP」の発刊時には、こんな騒ぎにはなりませんでした。オリエンタルランドからも「謹むように(慎重に事をなすという意味)」という文書もいただきませんでした。(今後はディズニーランドに関する本は決して執筆しません。) 


「オウム一行が来る、対応は中村SVに任せる」

 

この在籍者だけが知り得るエピソードを掲載したことに対しても何のおとがめもありませんでしたし、ディズニーランドの元同寮から「運営本部の本棚にある」と知らされ、とても喜んだ経緯があります。

 

元キャストによるディズニーランドに関する書籍はたくさん出版されています。

 

http://maihamakyo.org/mbookb.html

 

私はディズニーランド在籍中も今も「パークバリューを高める」ことだけを考えてきました。「パークバリューを下げる本」など書く理由がまったくありませんでした。

 

反対に、「パークバリューを下げる本」も発刊されています。

 

「社会人として大切なことはみんなディズニーランドから教わった」


この本には「上長から回し蹴りを食らった」など、ディズニーランドのパークバリューを下げる内容も書かれています。(オリエンタルランド社内では、回し蹴りをした犯人探しが始まるのは必然です。)

 

問題にすべきは、パークバリューを高める「最後のパレード」ではなく、パークバリューを下げる、「エガワる思想の社会人として大切なことをディズニーランドから学んでいない元準社員」が書いたこの本ではないでしょうか。あるいは、ディズニーランドを「詐欺呼ばわり」している「バカの壁」なのではないでしょうか。私はそう考えます。

 

サンクチュアリ出版様はディズニーランドと同様に「量より質」を重んじる出版社です。年間12冊以上出版しないことでも、書店様から高い評価を受けています。

 

他方、「社会人として大切なことはみんなディズニーランドから教わった」という愚書を発刊している「こう書房」はまさに「質より量」の姿勢です。

http://kajiyu.cocolog-nifty.com/kagurazaka/2009/03/post-f0cd.html

 

オリエンタルランドは、このような出版社にも毅然たる態度で臨んでいるのでしょうか。

 

「中村さん、出る杭は打たれるのです。信じていますから頑張ってください。」という温かいメッセージもたくさん頂戴しています。

 

嵐に襲われている今日…できるだけ冷静に対応していきたいと思います。