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南オセチアとアブハジア、ロシアが境界警備 グルジアをけん制

 【モスクワ=金子夏樹】ロシアのメドべージェフ大統領は30日、グルジアからの独立を宣言した南オセチア自治州とアブハジア自治共和国のそれぞれのグルジアとの境界の警備をロシア国境警備隊が担う協定に調印した。グルジアが5月6日から北大西洋条約機構(NATO)と予定している共同軍事演習に対抗する狙い。ロシアは南オセチアなどへの資金支援などで関係を強化し、グルジアへの圧力を強める。

 ロシアは昨年8月のグルジアとの紛争後にアブハジアと南オセチアの独立を承認し、両地域に部隊を駐留している。ロシアは両自治共和国・州が国境警備隊を組織するまでの5年間をめどに、境界警備を担当する。

 ロシアはグルジア紛争でグルジア軍の侵攻を受けた南オセチアに28億ルーブル(約84億円)を金融支援することも表明している。 (23:36)

4月30日の国際ニュース

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