名古屋市長選は26日、投開票が行われ、無所属で新人の前民主党衆院議員・河村たかし氏(60)(民主推薦)が、自民党愛知県連、公明党同県本部が支持した元中部経済産業局長・細川昌彦氏(54)ら無所属の3新人を破って初当選した。
32年ぶりに国政の与野党が対決する構図となり、各党が衆院選の前哨戦として激しい選挙戦を繰り広げた。投票率は、前回を23・04ポイント上回る50・54%だった。
河村氏は衆院議員を5期16年務めた高い知名度を生かし、「減税に反対する高給役人連合と庶民の戦い」と訴え、選挙戦を終始、優位に進めた。