現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 国政
  5. 記事

小沢氏、辞任論に「風の便に聞く」 情勢調査当面せず

2009年4月28日20時15分

写真:定例会見で質問に答える民主党の小沢代表=28日夕、東京・永田町、上田潤撮影定例会見で質問に答える民主党の小沢代表=28日夕、東京・永田町、上田潤撮影

 民主党の小沢代表は28日の記者会見で、4月中に実施予定だった党独自の衆院選情勢調査を当面見合わせる考えを表明した。調査予定日が事前報道されたことに触れ「公正な数字が得られなくなる。憶測のない時にやる」と実施時期を伏せる考えを示し、結果についても「公開するつもりは全くない」と強調した。

 小沢氏は違法献金事件を受け、進退について「政権交代できるかを最優先に判断する」と発言している。その判断材料として党幹部からは調査結果の開示を求める声が出ていた。調査先送りには、早期辞任論が公然化し始めた党内情勢の沈静化を図る狙いもありそうだ。

 また、小沢氏は、渡部恒三最高顧問が自発的な辞任を促していることについては、「いろんな意見があることは風の便りに聞いている。拳拳服膺(けんけんふくよう)(銘記)していきたい」と述べる一方、「渡部氏からは碁をやろうという誘いしか受けていない」と語った。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内