県内医療機関に今春、臨床研修医として配属される予定だった内定者49人のうち7人が留年や国家試験落第などで辞退したことがこのほど分かった。
県によると、昨年は6病院で70人を募集。最終的に49人が内定した。ところが宮崎大医学部付属病院▽宮崎生協病院▽県立延岡病院で、計6人の内定辞退が出た。国家試験不合格による内定辞退は毎年数件ある。
新人医師の臨床研修制度は医師不足を招いた一因とされる。県は今年度の臨床研修医が、同制度実施(04年度)以来最高となる予定だった。しかし、最終的に42人となったことで、昨年より3人減った。【種市房子】
毎日新聞 2009年4月28日 地方版