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気象占星術〜3月末の異常な寒さ〜
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、ここのところ異常に寒い。昨日今日あたりの寒さは特にひどい。まるで真冬に戻ったかの感がある。こういう時は、西洋占星術の冬季図、新月図をみたくなる。気象占星術と言う分野もすぐに現実に寒暖晴雨という結果が出るので、サインや惑星の性質を実証的に研究するのにふさわしい分野である。占星術から妄想やオカルト的要素を払拭する突破口にもなる。

3月19日下弦図
3月19日下弦図

さて3月19日の下弦図ではアセンダントカスプは山羊座の厳しいサインなので寒冷であることを示す。太陽が射手座28度で月が魚座28度にありタイトなスクエアを組むので、降雨の時期でもある。DCは蟹座、MCは蠍座でいずれも水のサインであることも考慮に入れると、降雨量も多い時である。

3月27日新月図
3月27日新月図

直近の3月27日の新月図では、アセンダントカスプは同様に山羊座である。ICは牡羊座である。暑いにせよ寒いにせよ極端な厳しさが出る気候である。今の時期なら真冬並みの寒さになって出てくる時が多い。一方でICは火のサインの牡羊なので、時々やけに暖かい日になることもある。太陽と月は牡羊座6度でコンジャンクションであるので降雨はあるが、アスペクトはセパレートになろうとしているので降雨量は少ない。こうした気候は4月2日まで続く。しかし、4月2日23時33分から上弦の月を迎える。上限図ではアセンダントカスプは射手座、ICは牡羊座に代わるので、この時から急に春めいた気候になると思われる。

さてこういう予測がインド占星術でも可能であろうか。客観的にみてインド占星術は多くの点で西洋占星術より具体的な指摘ができると思うが、マンデーンとなると残念ながらあまり研究が進んでいない。1年を四季図、月の位相図ときめ細かく見ていく技法もない。ラオ先生のグループもこの点の遅れは素直に認めており、これから高弟のメータ先生を中心に本格的にマンデーンの研究をする決心を示している。私もラオ先生グループの研究情報を参照しながら、インド占星術におけるマンデーン研究を進めていきたいと思っている。
| 西洋(マンデーン) | 00:53 | comments(2) | trackbacks(0) | top↑ |
コメント
本多先生の天気予報はほぼ正解でしたね。
又、やって下さい。
| 美智子 | 2009/04/03 2:59 AM | top↑ |
本当に、その後急に暖かくなって、4月4日、5日は桜も満開になりました。見事な読みです。
| taka | 2009/04/14 8:19 AM | top↑ |
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