全国一の貸出冊数をほこる大阪市立中央図書館(西区)で、年間2千冊近い本や雑誌が、借り主に切り抜かれたり破られたりして廃棄されている。ファッション雑誌の人気モデルの欄や韓流スターのページがまるごと切り取られるなど、えげつない。たまりかねた図書館は25日、本を壊さないよう呼びかけるマナーブックの配布を始めた。

 図書館の本の切り抜き行為は、立派な犯罪です。

 器物損壊罪です。

 読書の秘密を守るため貸し出し記録は返却時に消去するので、犯人の追跡もできない。

 ばかですか。

東京都練馬区立図書館では08年1月、貸し出し履歴を一定期間に限り参照できるシステムを導入している。

 返却された本を点検し終えるまでが貸し出し管理だと考えれば、全件点検が可能かどうかにかかわらず、部分点検であれ点検に必要な期間は借出人情報を保存して、切り抜きが見つかれば片っ端から告訴するくらいのことはしないと状況の改善はできないと思います。

都市部を中心に汚破損本は増えているが、同図書館で窓口に立つ女性は「同じ俳優の写真が根こそぎなくなるなど、度の過ぎた被害はよそでは聞いたことがない」という。

 大阪の悪名がまた一つ増えました。
 でも大阪人は、あんまり恥ずかしいとは思っていないかも知れません。

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コメント(22)

最後の一文は少し悪戯ですね。
何か大阪に嫌な思い出でもあるのですか。

 記事のような切り抜きの事例に対して、マナーブックの配布に効果があるとは全く思えません。形だけ対策をしましたという自己満足に過ぎないのではないでしょうか。
 「切り抜きは犯罪です。返却時にチェックして見つけた場合には、弁償請求の他に刑事告訴することがあります。」ぐらいを書かないと効果は期待できないでしょうね。具体例(このような破損の場合はどの程度の刑罰)を書いておくともっと脅しがきくかもしれません。

 ところで、毎回全ページチェックすることは作業量的に難しいと思いますが、切り抜きを発見して指摘したときに、「私が借りた時はもう破れていた」と言い逃れをされた場合、犯人を特定することは難しいのではないでしょうか。もしくは、自分で切り抜いておきながら、「私が借りたらもう切り抜かれていた」と告げながら返却して、前に借りた人に責任をおっ被せる場合なども考えられると思います。まぁこんな手は、同じ人が繰り返し行ったら、流石に怪しんで警戒するようになると思いますけどね。

大阪人です。
きれいで、閲覧コーナーも広い図書館なのでよく利用します。ただ、本に書き込みがあったりすることも多く、腹が立つこともあります。どうしても欲しいものなら私は買いますが、公共の本でも切り取って良い、と思っているような人間には

マナーブックを配っても無駄
だと思います。大体、言われないと気が付かない奴や確信犯などは、言われても行いを改めることができないアホな奴が多いです。
私は、恥ずかしいと思っておりますが、実は私も(ここのブログで)ダメダメな大阪人の一人と思われているかも・・・(^^; 

 行政統計では、残念ながら図書館の文献毀損は都道府県では大阪府、市町村では大阪市がワーストのトップレベルです。ただし、これは統計をとっている一定規模以上の図書館に限られます。

 ちなみに10年平均統計を見るとお国柄が現れ、離婚率トップと喫煙率トップは北海道、交通三悪トップは愛知県、鉄道事故ゼロは沖縄県(当り前(^^ゞポリポリ)とさまざまです。
 大阪だけが数値が悪いわけじゃないですよ。(^▽^)/

ハスカップさま

フォローいただき、ありがとうございます ((○| ̄|_

 お、早速反応が返ってきましたね。
 敢えて書いた一文ですよ。
 技術的には釣りですけど
 本音は、

 ここまで言われて悔しかったら、自浄努力でなんとかしなさいよ、大阪人さん
 恥ずかしいと思えるならできるでしょ。

という激励と期待です。

 で、釣りついでにもう一言書きましょうか。

 「名前(必須。ハンドル可)」というローカルルールを無視して、ステハンも使わないあなたは、ばれなきゃいいや、と思って雑誌に切り抜きする大阪人さんですか?

まず第一歩としては

「雑誌・写真集」の貸出禁止(館内閲覧のみ)
しか無いように思います。
まさか、全ページラミネート加工、なんて出来ませんし、マナーブックの配布なんて、現状ではお金(税金)をドブに捨てるようなものです。

最も恥ずかしがるべき人達は、大阪市長及び大阪市職員だと思いました。

刑事告訴、民事訴訟を行ってでも、守るべきもの(物体としての本のみならなず、維持すべき社会ルールも含め)は、守るべきと思います。

職員として働いていて楽なのは、「自分の担当中に、問題化となることを避ける。自ら、問題を作り出すようなバカな行為はしない。」であります。その典型を実行し、結果が表面化しただけの話。それでもなお、刑事告訴、民事訴訟ではなく、マナーブックの配布なんて、事なかれ主義で対応しようとしているように思えます。

大阪市には、地方交付税を公布しないで欲しいとさえ思います。ごく一部の人が、どうしようもないだけなのに、効果ある対策を講じないことは、怠慢としか思えません。結果として、No.3 通行人1(被医療者) さん のような方々にも迷惑が行くし、大阪マナーが日本中に広がっては、悲しいことです。

対策案として、レンタカー借用前後にやるキズ等有無の確認はどうかなと思いました。

いい加減な儀式にも見えますが、そこそこのプレッシャーにはなると思います。危なそうな本だけでもいいかも知れません。

納税者の一人です。 涙出てきます。

 

大阪人は、あんまり恥ずかしいとは思っていないかも知れません。

 仰るとおりです。 恥だと思うなら出来ません。

 後世の研究者の資料的価値も有ります。納税者の財産でもありますし、そしてその資料を必要とする者の財産でもあります。図書館は1個人の利益のために存在するわけでも有りません。 

オ・マ・エ・は・ア・ホ・か。 で済ませられる事柄では、有りません。


  

貸出禁止・館内閲覧のみ

の処置が出てきても、反論を出来る事は出来ないでしょう。

ある経営コンサルタントさま
お心遣いありがとうございます。

公共の財産である本を切り抜く(私は昔、自分の絵本を切り抜いたときにも親からひどく叱られました)行為はモトケン先生の仰る

器物損壊罪
ですから、切り抜いた本に残っている指紋から、犯人を特定するための捜査ができそうにも思います。
図書館も「読書の秘密」なんて寝ぼけたことを言わずに、告訴したり損害を弁償させることは検討、否 実行して欲しいと思います。
被害に遭った雑誌は自由に閲覧できる場所からカウンター内に移し、職員の許可を得なければ持ち出せないようにした。被害本を展示して良心に訴えかけもしたが、被害は減らないという。
、性善説を信じる段階はとうに過ぎていますよ、図書館職員の皆様。
(これと先の書き込みをあわせたようなことを、市立図書館のHPから大阪市民の一意見として投稿いたしました)

マナーとかモラルの問題にすると、「借りた本を切り抜く事を何とも思わない人」に対処できないのですよね。「マナーは人によって考え方が異なる」という事を理解した方がいいと思います。


ただ、貸出禁止というのもどれだけ効果があるのか疑問な所はあります。館内で切り抜いている人もいると思います。


同様の例は諸外国でも問題になっていると思いますが、どのような対処を行っているのでしょうね。

私の母校(大学)の図書館では、解剖学の本の「女性生殖器」のページが破りとられていたものですよ。(ずいぶん昔の話ですが・・・)

しま さま。

ただ、貸出禁止というのもどれだけ効果があるのか疑問な所はあります。館内で切り抜いている人もいると思います。

 確かに、国立国会図書館の蔵書のある書籍の一部分が切り取られていましたので、0には出来ません。 が、貸出禁止にすれば、抑止には成ります。 安気な気持ちではしづらいですから。 費用対効果も参考にしなければ成りません、限りなく0に近づけるための予算、労力より、その予算で蔵書を増やしていただきたいです。 盗難なんてもっと防止しづらいですし。 民営化されても良いのですか?、利用コストは格段に上がると思われます。

 わりをくうのは、共有制を遵守している側では、ありますが。 ですので、余計に腹立ちます。

器物破損の現状は何とかしないといけないのですが、

公共の図書館でファッション雑誌が必要なんでしょうか? しかも貸し出しまで。

酷いなあ大阪・・・「は」ではまずいですが、いきなり余談でごめんなさい。

素人ながらに、ファッション雑誌も或いはその方面の資料として有用かも。

ならば、肝心のデザインが写った部分を切り取った行為は
窃盗罪(懲役10年)が適用できそうな?

雑誌は館内閲覧のみというのは確かに効果があるでしょう。
もう一つ、被害を受け易い雑誌(写真雑誌が多いかと思いますが)、返却時にサーッと破損チェックをする”ふりをする”だけでも効果があると思われます。
あるいは、被害を受け易い雑誌を名指しし、以上の雑誌の貸し出しの際には破損チェックを行います、と掲示する。
手間になりますが、雑誌書籍に破損等が見つかった場合は申告してくださいとお願いし、統計を取ると要注意人物(この人が借りた後は高確率で破損があるようだ)がある程度絞れてくるでしょう。

マナーブックを配布する

は全く無意味ですね。公共物を傷つけることをなんとも思わないからこそ切り抜きやページの破り取りをするんです。
まあ、何かしら手は打ってますよというポーズを取らないとマズイのでしょうが、精神文化の異なる相手と向き合うというのは性悪説に立たないと上手く行かないものです。

一番良いのはデジタル化して、PCの画面上で閲覧するようにすることでしょうね。

今、著作権がらみで問題になっている「Google図書館」のスタイルならば、切り取りようがありません。

 返却時チェックは効果がありそうですが、返却者の目の前で行うのはあまりに露骨なので、後ろ暗いところがある人ほど、「利用者を犯罪者扱いするのか!」「名誉毀損だ!」とか逆ギレしそうな気がします。公設の図書館ではこの手の反論に弱いため及び腰になってしまい、実際に行うのは難しいのではないでしょうか。露骨だからこそ効果的ではあるんですけどね。

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20061212bk04.htm

モトケン先生、大阪だけの話じゃないようですよ。

人の振り見て何とやらって(^^)

しょうもないことですが・・・。

ダックスフントの本が犬に噛まれてるというのに苦笑してしまいました。

他と違いこのケースはわざとではないと思いますけれども、本来は返却時に申し出て弁償するべきなんでしょうね。

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