「あなたは今、幸せですか?」。ちょっと宗教の勧誘クサイ問いかけではあるなりが、もしこの質問を今されたら、恐らくコ○助は「イエス」と答えるなり。今が幸せ、というよりも、幸いなことにこれまで30年の人生では不幸らしい不幸に直面したことがないため、相対的に幸せなんだろうな、と思うなりね。それは個人的な環境だけでなく、日本という国に生まれ、育ったことも含めて。国に対する不満がないわけではないなりが、コ○助は日本が好きだし、日本人で良かったと思うこともしばしばあるなりよ。そういう意味では、かなり満たされているといっても良いのかもしれないなりね。
でも、そんなコ○助の幸せな気持ちを否定するような……と言ったら言いすぎなりが、日本で、日本人として生きるよりも「幸せになれる国がある」と言わんばかりの、気になる研究結果が発表されたなりよ。研究を行ったのはイギリスのレスター大学に所属する社会心理学分析の研究者エードリアン・ホワイト氏で、イギリスのシンクタンクのデータをベースに、約8万人に聞き取り調査を行った各種国際機関(ユネスコ、CIA、WHOなど)の発表済み報告書(100種以上)を分析。独自方法で計算した上で各国の「国民の幸福度」を順位付けしたなりね(※計算方法は非公表)。その結果が、次のようなものだったなり。
[「国民の幸福度」ランキング ベスト20]
1位
デンマーク2位
スイス連邦3位
オーストリア共和国4位
アイスランド共和国5位
バハマ国6位
フィンランド共和国7位
スウェーデン王国8位
ブータン王国9位
ブルネイ・ダルサラーム国10位
カナダ11位
アイルランド12位
ルクセンブルク大公国13位
コスタリカ共和国14位
マルタ共和国15位
オランダ王国16位
アンティグア・バーブーダ17位
マレーシア18位
ニュージーランド19位
ノルウェー王国20位
セーシェル共和国この分析の対象となった国は178か国のようなりが、ベスト20を見渡すと、いわゆる「先進国」と呼ばれる国々がほとんどランクインしていないこと、また、アジアの国が少ないことが分かるなり。パッと見の印象は、福祉政策の充実で知られる北欧の国々が多いようなりよ。
日本をはじめとする、いくつかの気になる国の順位は次のとおりなり。
23位
アメリカ合衆国35位
ドイツ連邦共和国41位
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)62位
フランス共和国82位
中華人民共和国90位 日本
125位
インド167位
ロシア連邦残念ながら、日本は対象国の半分より下の90位。米国の23位にも大きく水を空けられているなりよ。外国から見ると、そんなに日本は「国民の幸福度」が低い国なりか……。ただ、エードリアン・ホワイト氏も「アジアの国が中国82番目、日本90番目、およびインド125番目でとても低いのを見て驚いた」とコメントしており、研究の当事者自身が想像していたよりも、日本は低い結果が出てしまったなりね。全体的に言えるのは「資本主義の国」「人口の多い国」は「国民の幸福度」が低めに出る傾向があったようなり。
参考までに、今回の研究でワースト3になってしまった国は次のとおり。
176位
コンゴ民主共和国177位
ジンバブエ共和国178位
ブルンジ共和国あえて問うなりが、皆さんは今、幸せなりか?