4月20日、スコットランドのスーザン・ボイルが英国の素人オーディション番組への出演で一夜でスターに。写真は同番組で歌うボイルさん。提供写真(2009年 ロイター/Ken McKay/talkbackTHAMES)
[ロンドン 20日 ロイター] 英国の素人オーディション番組「Britain's Got Talent」でスコットランド出身の独身女性スーザン・ボイルさん(47)が歌を披露する映像が、動画共有サイトの「ユーチューブ」で約5000万回の閲覧回数を記録するなど、大きな話題を呼んでいる。
ボイルさんは同番組で「夢やぶれて」を歌ったが、その才能は一夜にして世界中に知れ渡った。米CNNの人気テレビ番組「ラリー・キング・ライブ」に招かれたほか、数多くの新聞やインターネットメディアもボイルさんを取り上げる記事を掲載した。
一方、ボイルさんが一夜にしてスターになった理由について、従来の「典型的な」セレブリティーとは外見も振る舞いも違うからだとの冷めた見方も一部にはある。
ボイルさんのサクセスストーリーは、2007年に同番組から誕生したテノール歌手、ポール・ポッツさんを思い起こさせる。ポッツさんもユーチューブを通じて瞬く間に世界中で人気となり、アルバム「ワン・チャンス」はミリオンセラーとなっている。