もやしが人気(18:00) | 過去ニュース検索 |
景気の低迷により物が売れない時代に売り上げを伸ばしている食品があるんです。「もやし」です。今回は、その「もやし」にスポットを当てました。 1日あたりおよそ20万袋のもやしを出荷している県内で最大級の工場が竹田市にありました。もやしのもとである、緑豆の種を、竹田の豊富な湧水を使って低温でじっくりと9日間かけて育て商品化します。大分もやし協業組合によりますと、県内のもやし1袋あたりの値段はこの15年間、ほぼ変わらず30円前後、不況になると売り上げが伸びるんだそうです。 この工場では、現在、朝と夜の2交代制で生産にあたり、まさにフル稼働の大忙しです。工場関係者は「1日の製造が日勤だけでは間に合わなくて夜の12時から始めて朝の8時に交替してまた日勤が作る」「この不況下の中で安価で使用できるもやしが注目をあび出荷が増えている」と話していました。脇役になることが多い「もやし」ですが今回メインとなるアイディア料理を田北料理学院の衛藤先生に作ってもらいました。 まずは大豆もやしを使ったナムル、生臭さを取るために沸騰したお湯でゆでて、ゴマ油やコチジャンで味つけしました。もやしのしゃきしゃき感が楽しめます。続いては、「もやしのクリスタル巻き」水でぬらしたライスペーパに、茹でたもやしと彩りのかいわれを、巻いたら出来上がりです。ドレッシングは、マヨネーズにユズごしょうを効かせました。もやしの透明感がすずしげな一品です。 おしまいは、「もやしのペペロンチーノ」、パスタのかわりにもやしを使ってヘルシーに仕上げました。オリーブとにんにくの香りが食欲をそそります。もやしは安いだけではなく栄養面でも優れているということです。田北料理学院の衛藤先生は「ビタミンCは疲労回復も含めて抗酸化といって老化予防する」「栄養素の宝庫、いろいろな料理に変身できる」と話していました。 今からおよそ40年前から始まったというもやしの大量生産、まだまだ先の見えない不景気が続くなか、もやし人気はしばらく続きそうです。 |
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