みんカラ

2009年04月25日
PCをリカバリしてたらこんな画像が・・・

ファミリアGTRの12年間に及ぶ塗装検証結果です。

別に、塗装前と塗装後ではありません。(笑)

第一世代目のガラス樹脂コーティングです。

この時代は主に、ポリマーやWAXが主流の時代でした。

この当時のガラスコーティングは扱いが難しく、蓄熱が大きい場所は伸縮に追いつかず

蜘蛛の巣状に割れてしまう事が多々あり、現在のガラスコートへ変化しました。

当時、首都圏のヤナセさんなどで勤務していた方は記憶にあるかと思います。

画像右は、量販店WAX(3000円前後)での一般的なメンテンスです。



90年代は、○ナ○リドンや○リ○系顔料などが主でした。

当時対照的だったのが、マツダとトヨタの赤系塗装です。

本田やマツダとは違い、トヨタは途中から赤の意匠変化を行いました。

本田とマツダ=スポーツ系(光沢発色)

トヨタ=セダンより(艶トーン発色)

と重要視するターゲットが変わった事が赤でよくわかります。


黒系が難しいと・・・未だ言う業界プロがいますが・・・(苦笑)

私は黒系が一番簡単だと今も昔も思います。

傷やムラが良く見えると言うことは精密に仕上げられると言うことになります。

逆に白などの淡色系は、膨張色なので精密に仕上げられない(見えない)です。

顔料反射率が高いので、手抜きでも綺麗に見えます。

ですから、水垢がつきやすくなると言う事が要因としてひとつあります。

水垢がひっかかかるぐらいの肌でも光沢があると言うことです。


本当に難しく技術者の差が出るのは・・・1Kの赤と黄色です。

ただ、海外とは違い日本ではほとんど売れないカラーなので実感しないだけです。


私たちの業界には一見して一般の方には解り難いですが3つに分かれます。

1. コーティング屋(板金塗装・GS業など)

2. 磨き屋(一般的美装ショップ)

3. ディティールショップ(復元やショーカーなどを対象としているショップ)

これらは、掲げているわけではなくショップの知識と作業者レベルでかわります。

1が一般ユーザーの感覚に近くなります。


もし、貴方の現在の知識が1〜3のどの人から聞いたのか?教わったのか?で変わります。

2や3の作業者が、1の作業者を見たときに「・・・。」となります。

2の作業者が3を見たら「商売にならない」と感じます。

2と3の違いは、「魅せる仕上げ=3」「現状維持=2」です。

3の作業者は、リスクを背負って目的のための施工をします。

ショーカーなど、展示&撮影専用に仕上げる事・・・すなわち塗装を痛めつける事。

展示デモ車両は、一般用途とは異なるのでできる事があります。

もうひとつは「復元再生」と言う作業です。

ビンテージカーなどの塗装をオリジナルのまま残す仕事です。

莫大な時間をと費用をかけなくても、オールペンや交換の方が今は確実で安いです。

それでも「目的」があっての作業なので可能なのです。

日本では3の仕事は「皆無に等しい」ですが、海外では存在します。


3の知識や技術がある人が、1や2の仕事をする・・・

ただ1と2しか知らない作業者と同じか?答えはNOだと誰でもわかるはずです。

3の知識を学び、1を本業とする作業者が札幌にもおります。

そこのお店は、個人でありながら設備も至って普通ですが、顧客の数が凄いです。

何百万・・・何千万を投資してブースや機材があるわけでもありません。

プレハブを改造したブースです。

塗る工程は特に差はありません・・・最後の調整が他とは違うのです。

それでいて工期が今までと変わらないか?むしろ早いのです。


とあるブログでも書かれていましたが、無駄が多い割りに仕上がりは・・・

結果として、工程数が多くても、量販店資材レベルでも結果がよければ良いでしょう。

結果として、お客様からのクレームで再入庫などが多く内制化となっていきます。

ディーラーよりも仕上がりが上でなければ、外注の意味はありません。


高品位の仕上げで差別化をする=工程数や投資や時間がかかる


いつの時代の話を未だに思っているのでしょうか?と思います。

ディーラー・中古車販売・整備業全てが先細りの自動車業界です。


今後、1と2の差がなくなると言う事は今の技術を構築していると強く感じます。

今後の塗装化学を見ていくと、1と3しか存在しなくなると予想しています。

Hさんのグループをはじめ、私の周りにいる全国の技術者は新たなシステムが出る度に

それを実感している事ではないか?と思います。


もう1週間かけて泊り込んで磨く車など皆無です。

「磨く=削る」と言う物理行為が塗装が薄くなり、素地が変化し難しくなる自動車です。

傷が付きにくく、汚れ難いメンテンスフリーの塗料開発が進むと言う事は?

一度付いた汚れや傷を除去する事が困難になったり、有機汚れや被害に強くなる事での

無機質汚れ(カルキ・黄砂・アルカリ)への弱体化・・・


それを緩和するために1Kソリッドはここ数年で消滅し、2Kソリッドへ変わりました。

もう顔料を磨いている訳ではなく、202が難しいとかKHが嫌だとか言うレベルではないのです。

極薄のあるのか?無いのか?わからないガラスコーティングとか言ってる時代でもない




2Kソリッド(画像左)・1Kソリッド(画像右)わかりましたか?

ホイールもボディーもSio2・・・クリアー自体がそう変化してきています。


塗装と同性質の「ガラスコーティングで保護!!」はありえないと言うことです。

塗装と真逆の性質物を施工するから「保護&緩和」ではないでしょうか?


耐熱・水・耐刃仕事など、目的作業で手袋を履き替える感覚です。


今後はこの業界技術者に必要なのは美装のコンセルジュ的な感覚だと思います。

何に?誰に?適しているのか・・・幅広い知識力だと感じます。

Posted at 2009/04/25 22:11:19
2009年04月25日
見た感じ米国製のこれが一番良さそうかな・・・

このシステムが完成すれば業界初です。

他のパーツには既に導入されてますけど。

無垢材や基材とは違い塗装の上となるとどうでしょうか・・・

成功すれば業界の概念が変わるでしょう。


「ガラスコーティングは塗装より硬く・・・」

なんてまだ言ってるプロいますね?(苦笑)

最低でも20μは塗らないとその理屈にはなりません・・・。

ガラスコーティングは、実用域で厚さ平均1μ以下です。

この厚さでは、中塗りや下塗りの硬さに比例します。

塗った直後に傷がつき難く感じるのは・・・フッ素などの添加物の性質です。

厚くないから、鏡面に磨き上げて塗らないと凹みに入って皮膜になりません。

かと言って、従来のダブルアクションなどの「振動叩き」では表面自体が凹凸

となり「鋭角な凹凸」ではないだけでこれもまたデポジのつきやすい現象になります。

Hさんが提供してくれたバフと、去年買ってもったいなくて保管してた機材、

新発想から生まれた試作研磨剤でここのデメリットを解消できそうです。

そして試験中の次期コーティングシステムです。


最大の難関は、手塗りで30ミクロンを超える膜厚で硬度が7以上になる事です。

無溶剤なので溶剤希釈させるわけにもいかず施工性が問題です。

あとは、自動車塗料との相性です。

ただし成功すると、高硬度クリアー皮膜になります。


このクリアーは、皆さん必ず毎日触れている物に既に加工されています。

それが車のコーティングとして塗られるわけです。

どでかい赤外線ヒーターに何十万出して、乾燥を気にしなくて良いコーティング


誰かが気がついても良いものですが、内装屋だからこその転用です。

内装カスタムの世界では、すでに使われています。

ねぇ〜メガネ先生!(笑)


今の車は、高級車であってもボンネット裏のクリアーはありません。

耐熱が800度ですので、ボンネットやクリアーされていない裏地の施工にします。

車の錆びは、こうしたクリアー塗装されていない裏地から発生します。

クリアーされている車体にコーティング塗ってもただの水弾き促進剤です。

今後の私たちの業界は、「宗教の壷売り」みたいな商売ではなく実のあるもの。

自動車の機械生産とコストカットで起こるデメリットを保護する事です。


ホイールコーティング・・・ホイールのクリアーがSio2ですけどね・・・(汗)


これからは、今までの自動車には悪いとされていた紫外線と酸を利用します。

それだけ塗装が180度近く変わってきていると言う事ですよ!

今まで常識だったアルカリケミカルは・・・勘の良い方はわかりますよね?(笑)


学校で習う学問やネットで調べ人から聞いた事は事実であり、真実とは限りません!

皆さんの個人的な私生活でも、事実は比較的容易に確認できます。

しかし、真実はなかなか伝わらないし、伝わってきにくいですよね?

今目に見えて、聞こえることの事実が全てなら、裁判所も弁護士も陪審もいりません。

科学や化学による捜査も検証も全て必要ありません。

事実は人間が意図的に操作できますが、真実はできません。

美容含め、そういう業界に長くいたからこそ本物(真実)が知りたいですね・・・
Posted at 2009/04/25 00:55:39
2009年04月23日
個人的にはコタコタの軽自動車に萌えます・・・

最近の高級車塗装は、楽すぎて面白くないです。

まぁ〜1千万超の車を青空駐車する人は滅多にいませんので

どの車も程度は凄く良いので特にこれと言った技もありません。

でも・・・この車はちょっと酷かったかな・・・(汗)



強いて言えば、マイカ系ホワイトは傷の深度がわかりにくい・・・


世界のベンツと言えど・・・コストカットがハッキリわかりますね?

ボンネット裏など見えない部分を見るとハッキリわかります。

BMWの塗装から比べれば、ベンツは楽です。

ドイツもCo2規制が厳しくなるそうですから粉体塗装も変わるでしょう。

汚水などの環境面では良いかも知れませんが、ペーク時間が長くなるのでCo2は

増加するみたいです。


レクサスとは違い、日本(アジア圏)の黄砂被害とか想定していない事から、

この時期はドイツ車には非常に辛いですね。

今回は、そう言う事を想定しました。

商用規制の面から、詳しい工程はSNSへ書きます。

「ぶんぶん丸」と「ぶんぶん小丸」だけで施工しました。(笑)

前々からやろうと思っていた研磨剤の新しい使い方です。

東北のバフ変態Hさん?(笑)がどんどん先に行くものでついていけません。(笑)

今度の研磨剤は「削る&埋める」とはまた違った発想です。

機材がダブルアクションに切り替わり、摩擦熱が得られないので・・・


ウールで磨いて・・焼く!!

研磨粒子を極限になくしてデポジ用のメンテ専用研磨剤です。


1ヶ月以上もPC使えなかったので、仕事がどっさり溜まっています。(苦笑)

明日は出張でホイルコーティングと・・・家具UVコーティングなど・・・

それが終わったら新しいバスユニットのリフォーム塗料の検証です。





Posted at 2009/04/23 01:08:56
2009年04月21日
先月よりPCが壊れ1ヶ月近くネットに入れずにいました。

何とかリカバリで復活しましたがエラーが多々出ます。


今日は、ボディーシステムはHさんの協力もあって出来上がり

私は、ガラスや樹脂パーツなどの研磨システムへ


プロショップの方々から相談が多かったガラス研磨。

ドイツや日本の高級車に使われるガラスは特に問題がありません。

アメリカや国産一部の車種のガラスは叩き傷が入りやすい車種が多いです。

ワイパーの軽度な擦り傷など消せるものが少なく、サンダーなどで研磨して

歪みが発生したりと言う問題が多かった事で水染み程度の除去がほとんどでした。

今回は、研磨剤の調整とバフを試作しながらシステムを作ります。

昨今、燃料高騰でガソリンスタンドの経営スタイルも大きく変わってきています。

ワンコイン簡易洗車的なイメージでしたが、本格的なディティール導入などの

このブログからも相談が全国各地のスタンド関係者からありました。


S○Aと言う研磨システムも完成し、マスキング養生不要の高品位研磨です。

最高の研磨剤とバフ・・・厳選された機材でワンポリッシュ〜ツーポリッシュ

でほとんどが仕上がります。


北海道や東北レベルの中古車でもツーポリッシュで仕上がります。

ガソリンスタンドでキーパーコートができる女性スタッフならできます。

指2本でポリッシャー回しても仕上がる今の車に昔の常識は通じません。


今後問題とされるのは、ガラス(陶器質)に限りなく近い塗装になっていくことでの不具合

黄砂・水道水などの被害が今後はハッキリと出てくるでしょう。

下手すれば、新車でクリアー全塗装も珍しくなくなるはずです。

これからは違う意味でこの業界が注目されるかも知れませんね。


紫外線吸収剤・・・犠牲膜と同じく自ら劣化して保護します。

一般の方でここまで自ら検証して調べた優秀な方もいますよ!

プロで何人知っているのでしょうか・・・?


酸化チタン・・・フッ素・・・

添加されたガラスコート剤が数年も持続するわけがないと言う根拠のひとつです。

おそらく今後は、従来のプロショップではご法度的な事が今後差が出ます。

ノンシリコンも埋まらないもないんですよ・・・

堆積と結合は全く違います。

その為「加圧と回転数」などですべての仕上がりが変わります。




Posted at 2009/04/21 01:02:16 | トラックバック(0)
2009年03月30日
半年以上も前にF社に頼んだポリッシャー

導入する事が決定したとのことでやっと届きました。

Sさん忘れてなかったのね・・・(^^;;

もう一台これより大きいのはありますが、この型は初です。

現在は、違う販社と技術検証しながらシステム考えています。


巷でダブルのシステムが出来上がり、私はシングルを昨年からやっています。

現在は、ベース改良をどれにするか?何パターンか組み合わせています。

国外のポリッシャーがこの後にも数機届きます。

機材だけでとんでもない金額です。


研磨剤は、新しく追加します。

バフが決まりましたので微調整しながら供給開始します。

Hさん、検証終わったらデモ機おくりますね!


あと、ノンシリコン研磨剤とか勝手に言わないで下さいね?○田さん?

シリコンオイルではないだけで、ノンシリコンではありません。(苦笑)

そして、次世代環境塗装は逆にノンシリコンだと難しいと思います。。

ある意味、デポジ固着の原理を応用させないとね?

意味がわかる人は、Hさんと開発メーカーの一部だけだと思いますが・・・


Posted at 2009/03/30 01:54:38
2009年03月27日
久々の更新です。

4月からのスタート準備で

準備が忙しく更新していませんでした。


今月末より本格的に光岡自動車様との提携です。

ADJ富山がメインでライン最終頑張ります。

ADJ富山担当は、「大蛇」「卑弥呼」「霊柩車」です。

磨きだけではなく、塗装工程も良いアドバイスができればよいです。


この業界の一般的な傷消し磨き作業ではありません。

大手ラインで塗られた既製車両とは異なるので大変だと思います。

いかに今までお遊びをしていたか実感すると思います。

20年30年前の磨き職人との技術差がわかると思います。

どんなに大きな事を言っても、所詮はコンピューター管理された機械が作った車を

磨いているだけです。

人の腕?ではなく科学&化学の進化の恩恵です。


Posted at 2009/03/27 18:01:19
2009年01月19日
1月1日からみんカラは商用規制となりました。

昨年より移行準備期間として今月いっぱいまでお時間を頂いておりました。

今後は「プラス」へ移行する予定です。

11月の全国ミーティングの決定事項に伴い各担当が分かれます。

副本部はじめ、これからも宜しくお願いいたします。
Posted at 2009/01/19 13:22:30 | トラックバック(0)
2009年01月12日
朝から雪が降っているADJ香川です。

基本的に香川では雪が降ることも珍しく

高松市に至っては積もることはまずありません。。

個人的にですが、スタッドレスタイヤを履いたことが人生一度もないのです。

路面凍結した日には交通麻痺です!

それだけ冬の環境には恵まれていることを

本部や全国の加盟店と繋がりをもって感じます。

愛知出身者ですので子どもの時に雪が積もった経験はあります。

路面凍結で自転車のタイヤが滑ってこけたあの感覚・・・

感性を磨くにはスキー、スノボもよいかも
Posted at 2009/01/12 10:02:45 | トラックバック(0)
2009年01月07日
新年あけましておめでとうございますm(__)m
2009年も社員一同、不景気に負けず
頑張っていきますので宜しくお願い致します。

寒くなってきましたので皆さんもお体に気を
付けて下さい。
Posted at 2009/01/07 09:58:45 | トラックバック(0)
2009年01月02日
あけましておめでとうございます☆

年末年始休まず営業しているADJ香川です。。(←バカです

大晦日、晩10時ぐらいまでメンテしていまして

もう少しでメンテしながら年越しそうな勢いでした(爆)

元旦はさすがに落着きましたが、裏事務をゴソゴソと

本日、2009年初洗いはヴォクシーでした(写真は違いますが・・・)

洗車の飛び込みもあったりとよい新年スタートです。

このご時勢、年末年始関係なくお仕事を頂けることは

本当にありがたいことだなぁ〜としみじみ感じた日でした。

年末はスイスヴァックスの施工を多くさせて頂きました。

これから年末バタバタしていて洗車やメンテのできなかった

お客様の車両をフォローしていきます。

ちゃんとブログの更新も(笑)頑張らなくては・・・

今年もよろしくお願い申し上げます。
Posted at 2009/01/02 19:12:37 | トラックバック(0)
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