イラクの首都バグダッドとその近郊で、23日自爆テロが相次いで発生し、合わせて78人が死亡しました。
バグダッド中心部のイスラム教シーア派住民が多く住む地域で、23日正午頃、警察官が食料など支援物資の配給を行っていたところ、自爆テロが発生し、AP通信によりますと、警官や住民ら少なくとも31人が死亡、50人がけがをしました。
また、バグダッドの北東およそ50キロのバクバ近郊でも、レストランで自爆テロがあり、イラク国内にあるシーア派の聖地に向かう途中だったイラン人巡礼者を含む少なくとも47人が死亡、69人が負傷しました。
犯行声明などは出ていませんが、警察官やシーア派の人々が標的とされていることから、バグダッドの治安当局は、国際テロ組織アルカイダが関与している可能性が高いとの見方を示しています。(24日12:03)