「射的ダメ」千秋公園の桜まつり会場 秋田県警

打ち落としても、その景品がもらえない射的の露店=秋田市の千秋公園
 秋田市中心部の千秋公園で開かれている恒例の桜まつり(市主催)で、昔ながらの射的の露店が、打ち落とされた景品を客に渡せない状況に陥っている。秋田中央署が今年になって、公園が射的の禁止区域だと気付き、射的としての営業を突然、許可しなくなったからだ。露店は、くじ引きで景品を渡す苦肉の策で店を開いているが、射的は祭りの遊びの定番だけに、客からは「物足りない」との声が出ている。

 秋田県警などによると、射的は射幸心をあおる恐れのある遊技として、パチンコやマージャンとともに風俗営業に分類されている。千秋公園は、都市計画法などで、風俗営業を禁じる「第一種低層住居専用地域」と禁止規定のない「都市計画公園」になっている。

 中央署は昨年まで、都市計画公園とだけ認識して、射的の営業許可を出してきたが、あらためて秋田市に問い合わせた結果、「第一種―」と判明したという。
 驚いたのは長年、射的を営業してきた露店側だ。祭りに出店した約80店のうち、射的の一店だけ中央署から営業許可が下りなかった。店主は急きょ、射的ではなく、くじ引きに「業態変更」して出店。くじの番号に応じて景品を渡し、おまけとして射的を楽しんでもらう方法を採り入れた。

 せっかく標的を落としても、その景品はもらえないとあって、客の楽しみは半減したよう。家族で遊びに来ていた小6の男子(12)は「景品をもらえないならやりたくない」と残念がった。
 射的露店の責任者鎌田賢一さん(34)=秋田市=は「景品はお菓子やおもちゃなどで、高価な物をあげているわけではなく子供に悪影響はないと思う。せめて祭りの期間だけでも許可してほしい」と弾力的運用を訴える。

 県警生活環境課は「これまで市に直接確認せずに、地図だけを見て営業が許可できる地域と判断していた」と落ち度を認めながらも、「法の定めがある以上、これからは射的を許可できない」と話している。
2009年04月23日木曜日

秋田

社会



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