米アップル1-3月期は15%増、iPhone売れ行き好調

　米アップルは22日、1−3月期(同社第2四半期)収益発表を行った。発表によると、純利益が前年同期比15%増の12億500万ドル、一株利益が1.33ドル売上高が同9%増の81億6,300万ドルとなった。トムソン・ロイターアナリストらは一株利益1.09ドルと予想しており、予想を上回る結果となった。

　同社製携帯電話「iPhone(アイフォン）」の売れ行きが好調な収益を牽引した。同社CFOのピーター・オッペンハイマー氏は「スティーブ・ジョブズCEOは6月末にも復帰すると期待している」と述べた。同社CEOのジョブズ氏は現在すい臓がんを患い入院加療中である。

　第2四半期には「iPhone」の販売台数が前年同期の2倍超の380万台となったという。米国内で「iPhone」電話機と独占契約する通信会社AT&Tも好調な収益結果を示している。なお、デジタル音楽プレーヤー「iPod」の販売台数も前年同期比3%増の1,100万台となった。

　一方、MacPCの売れ行きは前年同期比3%減の220万台となった。3月にはデスクトップPCを更新したものの、同社PCは消費者にとって価格面で高価に映っているとみられる。

　アップル株価は22日、25セント下落して121.51ドルとなった後の時間外取引で3.33ドル(約3%)上昇して124.84ドルとなった。