裁判員制度の反対派が集会 1850人が参加裁判員制度の開始まで1カ月に迫り、制度に反対する弁護士らでつくるグループ「裁判員制度はいらない!大運動」は21日、東京・日比谷で集会を開き「制度は国民を強制的に参加させる『現代の赤紙』。実施は決して許されない」などと訴え、銀座などをデモ行進した。 集会は雨の降る中、約1850人が参加。呼び掛け人で家族問題に詳しい評論家池内ひろ美さんが、制度では内容の漏えいを禁じていることについて触れ「夫婦で秘密を持てば家庭は崩壊する」と指摘。 漫画家の蛭子能収さんは「仕事をこつこつ積み重ねて生活しているのを邪魔するのは良くない」と批判した。 続いて裁判員候補者名簿に記載された井上実さんは「人を裁きたくないし、死刑や無期の判決は下せない。必ず心に深い傷が残る。嫌なものは嫌と声を上げよう」と話した。 最後に「実施されれば取り返しの付かない幾多の犠牲を国民と被告人に強いる。即時廃止するほかない」との集会宣言を拍手で採択した。 その後、銀座の大通りなどをデモし、参加者は「人を裁くことを押し付けるな」「5月実施を阻止しよう」と声を上げた。 【共同通信】
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