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最終更新:2009年4月21日(火) 12時10分

極秘文書公開でCIA職員に理解求める

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 アメリカのオバマ大統領は20日、CIA=中央情報局を訪問し、先週、テロ容疑者に対する拷問に関する極秘文書を公開したことについて、「アメリカをより強くするものだ」と、職員に理解を求めました。

 「皆さんは私の全面的な支持を得ています」(オバマ大統領)

 20日、ワシントン郊外のCIA本部を訪れたオバマ大統領は、「この数日は困難なものだったと思う」と、職員に気配りを示しながら、CIAの任務を理解していると強調しました。

 というのも、オバマ政権は先週、ブッシュ時代にテロ容疑者に対して行われていた「水責め」など、拷問に関する極秘文書の公開に踏み切り、CIAの前長官など、一部から公然と批判の声が出ていたからです。

 「力と、法の支配を含めた我々の価値観を両立させてこそ、アメリカはより強く、より安全になるのです」(オバマ大統領)

 大統領は文書公開の理由をこのように説明すると共に、「たやすくない時こそ、価値観と理想を掲げ続けることが、まさにアメリカを特別な国たらしめているのだ」と訴えかけました。

 拷問の禁止は、グアンタナモ基地閉鎖と共に、ブッシュ時代との決別を示す、いわばオバマ政権の金看板ですが、他方、テロの脅威に直面するという現実に依然、変わりがなく、オバマ大統領らしいやり方で情報機関の人心掌握を図ろうとしたものと受け止められています。(21日10:46)



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