銚子市立総合病院休止を巡り、解職請求(リコール)で市長が失職したことに伴う同市の出直し市長選で、石上允康(みつやす)市議(63)が20日立候補を正式に表明した。一方、市内の塾経営、高瀬博史氏(59)も立候補する意向を固めており、市長選には6人が立候補する構えで情勢が混とんとしている。
石上氏は同日の会見で「病院は公設公営でやっていく。現病院の施設や医療機器を使って外来診療を早急に再開し、段階的に救急医療にも対応できるように病院づくりを進めていく」と語った。リコール運動を共に担った市民の会代表、茂木薫氏(58)らの立候補については「市民の会活動は住民投票で終わっている」とし、分裂ではないとの見方を示した。【新沼章】
毎日新聞 2009年4月21日 地方版