大阪市の平松邦夫市長は9日、大阪・中之島の土佐堀川南岸2キロを09年度から3年間で緑化することを明らかにした。難波橋―湊橋の区間の護岸に8500万円かけてツタを植え、護岸に面した民間ビルの所有者には建築家、安藤忠雄氏が緑化の協力を呼びかけ、一般から植栽費用の寄付も募るという。
市によると、川沿いの緑化は昨年、安藤氏から平松市長に提案があったという。3月末には難波橋東側の民間ビルの所有者が呼びかけに応じ、壁面下にツタやカズラが植えられている。平松市長は9日の記者会見で「水辺の景観を向上させ、大阪ってこんなに水や川が多かったんやと感じてもらいたい」と語った。