それいゆのとき

2008年9月21日香港で外国人の旦那さんと結婚。 年末には赤ちゃん懐妊のお知らせが届きました。順調に行けばデリバリーは太陽の眩しい頃・・・。

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悲しい気持ちになりました

前の記事を書いて「せこくないですか?」というタイトルで、匿名の方から投稿を頂きました。

ひとつは、税金も払ってないのに香港でただ医療を受けると言う考えがセコい、
という文意だったので、それに関しては私の中では精一杯にご説明させていただきました。

もうひとつは、移植云々の理由はこじつけ理由だ、
というような文章だったように思うのですが、

とんでもない。

こちらのサイトは高齢出産に関する教科書のようなサイトです。
高齢出産に伴い、香港では任意ながら促される「血清スクリーニング(トリプルマーカー)」のテスト受け、病院から直接電話が入り、「テスト結果がポジティブでした」と言われ、目の前が真っ白になった瞬間。

心の葛藤。

インターネットで色々調べてみて偶然出会ったこちらのサイトこちらのサイトに思わず号泣してしまったこと。

ハッとした瞬間、ついついそのことを頻繁に口をついてしまう私と旦那さんの間の会話。

いつも、
どんな瞬間も頭をよぎってしまう漠然とした暗い気持ち。

悩んで。
悩んで。





でも、こんな本に、ハッと目を覚ましてもらったり、
一旦腹をくくったら、あれよあれよとまるで前の日までのウサウサがうその様に
目の前がクリアに感じられるようになって、

もうどんな赤ちゃんであっても、

私とパパ(旦那さん)の間に神様から授かった贈り物なんだから・・・
こんな私たちをわざわざ選んできてくれた赤ちゃんなんだから・・・

ドーンと受け入れる覚悟ができました。




でも、産まれてきてくれるまでは、やっぱり不安です。
何もかもが始めての経験。

障害を持った家族を持つ友達などは子供のころ居たけれど、
実際自分の家族に迎え入れるには、

どんな心構えが必要なんだろう・・・。
どんな準備をしておけばよいのだろう・・・。



万が一、億が一の事態に備えて、
高齢出産じゃないカップルの赤ちゃんよりも、万全の準備で待ち構えてなくちゃなりません。

だってそんな可能性が高いのだから・・・。






だから、

生まれつきの心臓疾患をもつ赤ちゃんが多いと言われるダウン症の赤ちゃんが
万一私の赤ちゃんとして生まれてきたときに、

その子が痛い思いや、苦しい思い、
物心がついて、死の恐怖とかといつも隣り合わせにいるような
そんなわが子にさせたくない、と思うのは親として変でしょうか。

わが子の危険に備えて、根回しをする親は変でしょうか。







そんな心の中の色々な葛藤も越えた上での、
香港出産の希望なんです。




初産で高齢出産。
難産や帝王切開のリスクも高い私の出産です。

母親は忙しいので付きっ切りにはなれないといっています。
動けない中、甘えられる人も居ない場所で、わざわざ苦労を選ぶ覚悟は理解してはいただけないのでしょうか。

香港の公立病院。
安いなりの体制しか用意してもらえません。

そのまま日本で生むほうが私にとっては何倍も楽なことです。

でも、赤ちゃんの将来のことを考えても、香港で生むほうが、
私が多少嫌な思いをしても、ずっと後悔のない出産だと思ったんです。






どうかここはひとつ、暖かく見守っていてはいただけませんでしょうか。




スクリーニングはちゃんと理解すれば決して無駄に懸念するものではないと解りました。
そんなお話もまたいずれさせて頂きたいと思います。
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香港出産、旦那さん次第

前の前の記事で少し書いたように、私は「香港で出産」に
ちとこだわっているんですけど、それにはいくつか理由があるんです。

先日ニュースでもやっていましたが、
もし生まれてきた赤ちゃんに心疾患とか色々あって
このままでは長く生きられない、なんていうことが起こっちゃった場合、

日本国内では赤ちゃんの臓器移植とかは行われていないとかで
海外に行って移植手術を受ける事例が多いみたいですが、

近い将来、乳幼児であれ大人であれ、
臓器移植は自国で賄いなさい、という決まりが採決されるそうで、

そんな法案が採決されちゃった暁には、
日本人の赤ちゃんは結局移植も受けられず
神様の下に召されるのを待つだけになってしまうようなのです。

うちは旦那さんの国の選択肢もありそうですが、
更に、香港で生まれた赤ちゃんだったら、香港の身分証明書も得られて
戸籍のない香港では他の子供たちと変わらず「香港人」として生きていくことも可能なので

(なので最近、大陸の人たちはみんなこぞって香港へ出産しに来てるようです。
イミグレにもおなかの大きな人達が、まるで産院の待合室のように沢山待ってますし
公立病院も私立病院も、産科の待合室からは必ずと言っていいほど
普通話(広東語じゃない正式な中国語)が聞こえてきますし、
香港ID保持者以外の出産費用、みたいな張り紙なんかも見えますし・・・)

もしも万が一、億が一、そんな緊急事態な事が起こっちゃった場合、
赤ちゃんを助けてあげられる選択肢がひとつ増える、ということで
そんなことも香港での出産を望む一つの理由なんです。

(とはいいつつ、手術云々のお金が捻出できれば・・・の話なんですけどね;<移植等等)



あとは、なんと言っても出産費用が安いこと。

今、日本では、母子手帳を発行していただいたとき一緒にいただいた
定期健診無料申請用紙を定期健診の際、病院の窓口に提出すれば
定期健診に限り6,000円以内の診察料だったら無料で受けることができます。

それも14回分あるので、定期健診だけなら十分な枚数ですが、
定期健診に限られるので、他の何か問題が起きて産院に通った場合や、

妊婦特有の他の疾病(膀胱炎や痔や腰痛や悪阻などなど)には使えず
健康保険で賄えるとはいえ、それ相応の数千円というお金は自腹になりますが

香港だったら「妊婦」と言うだけで、
公立病院(歯医者以外)なら診察代はすべて無料です。

出産に関しても、
日本なら35万円の補助金は出ますが、足が出た分は自腹。
いまどき35万円で出産できる病院など日本には無いと思いますので
10万〜20万円は必ず出費が出るのですが、

香港なら、入院(それも3〜4日)のベッド代だけ(一日100ドル≒1,300円)なので
トータル5,000〜6,000円しかかかりません。

で、住民票が日本にもあるので、市役所に後日届け出れば
同じように35万円まるまま頂けるんです。

往復の飛行機代入れても、こちらのほうがお得・・・じゃないですか?


(追記:誤解を招く書き方だったみたいですみません。
「セコくないですか」みたいな書き捨てコメントをいただいたので・・・。
まず、出産を控えた私が赤ちゃん用品を揃えるのに
「頂けるものは頂きたい」と言う気持ちになるのは当然のことなので、
そこはひとつ暖かく目を瞑っては頂けませんか(笑
「セコい」ではなく「ちゃっかりしてる」と言い換えていただけたら大変嬉しく思います。
また、ビザ詳細ですが、私のビザはまだ期限があり、今でも香港居民として戻ることができます。
私のビザの種類は、スポンサーがなければ働くことだけができないけど期限まで居続けることはOKよ、というビザです。
私の知人数名の前例だと、香港ビザというのは、
一回発行されたらそれが勝手に期限を短縮されちゃうって事は殆ど無いようです。
また、公立病院で医療費が無料な妊婦は、ビザ・香港IDを持つ人に限られます。
なので私は一応その権利があります。
以上の理由から、中国大陸から、出産目的で来港してくる妊婦さんは残念ながら適用されませんので費用が異なります。
公立病院を無料で受けられるのは税金を支払っている人だけに適応される権利ですが、
私は一応香港で税金もそれ相応に支払ってきてますので享受できる権利はありますよね?
それでもセコすぎってことになるんですかね・・・。もしそういうことでしたら世知辛い世の中ですね(苦笑;)



そんなこんなの事情があるので、
私は香港へ戻って赤ちゃんの誕生を待ちたいんですが、

それには旦那さんの協力が必要になってきます。

今旦那さんはイミグレから「月末までにビザを発行できるでしょう」と
言われているらしいのですが、
それまで相変わらず働けずに、その日暮しをしなければならないとか。

ここには書けないけれど、色々と問題もあるようで、
電話やらメッセンジャーやらメールやらで
とりあえず毎日のように交信はしているけれど、

進まない事ごとに海を越えて日本からヤキモキしている私なのです。
(電話でいつも彼に怒鳴っている私の声は胎教にも悪そう・・・;)

結婚式の時もそうだったんですが、また赤ちゃん誕生に際しても、
ぎりぎりまでどうなっちゃうのか解らない、なんていう事態になってきそうです。

私も
海外旅行の出発一時間前まで荷物まとめないような、
高3の冬休みまで受験勉強真剣に始めないような、
そんな、ゴールが見えてこないと走り出せないギリギリなやつだったんですが、

うちの旦那さんはそんな私をも数百倍上回るギリギリ男。



はぁ〜ため息アップロードファイル



<おまけ>
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飲んだよ〜!妊婦にも優しいAlc.0%ビール!
何だかトマトジュースみたいな味がしたよ!?!?


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塩っぱい!美味しい!

先週の週末は、甲府が一年で一番盛り上がっちゃう週末でした。

「信玄公祭り」

ってことで、東京時代の知人が遊びに来てくれました。

私が東京で飼ってたワンコは
今実家の父と母に面倒見ててもらってるんですが
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以前このワンコをよく可愛がってくれてた彼は、
あれから5年ほど経った今の様子を見たいなんて言ってたので、
メインイベントは私に会う為じゃなくどうやらそっちらしいのですが・・・



家の近所の公園まで来てもらい、夏のように暑い日差しの中
ワンコと昔のようにはしゃぐ姿を見て
私もなんだかホッとしてうれしかったです。

うちのワンコが以前たった数回だけ世話になったおにいちゃんを今でも覚えていて、
(だいぶ重くなったとはいえ)子供の時と同じように一緒に駆けていく姿を見て・・・



そのまま家にワンコをつれて帰ったあと、駅まで彼を送っていきました。

少し遅めのお昼ごはんは「小作」で、ほうとうとおざら、
そして名物の馬刺しを食べました。
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おざら(冷やしきしめん)のつけ汁はうちの実家でも馴染みがあるお醤油ベースでお野菜がたっぷり入っている濃い目の汁なんですが、前はこれを「おいしいおいしい」と食べていたにも拘らず、この時は「うげ、かなりショッパイ!」と感じてしまい、お茶を飲みながら口の中でしょっぱみを薄めて食べていました。

この時のつけ汁がたまたま塩っ辛かったのか、
私の味覚が少し繊細に変わっちゃったのか・・・
理由はわかりませんが、かなりのどの渇いた懐かしく美味しい味でした^^;

麺をひとしきり食べ終えた後、
ここで蛋白尿妊婦の私は「漬物に手を出してはだめ〜><」と思い、
後ろ髪引かれながらもちゃーんと残しましたよ!(エライゾ自分!笑)


馬刺しは、うちの実家でも子供のころは鯨ベーコンと同じぐらい良く食べたもんですが、今回は一度も食卓に出てません・・・最近は昔みたいに馬刺しを良く食べる習慣も少なくなってきちゃったんでしょうね。スーパーにも昔は普通に並んでましたが、今近所のスーパーでは見かけませんし・・・

牛刺しの方を食べなれている今の私にとっては、
馬刺しの味ってどこか懐かしい風味はありましたが、
牛刺しを髣髴とさせる感じであまり目新しい感じというか
目の前が弾けちゃうようなうれしい味にはさほど感じませんでした。
正直牛刺しとあまり違わないかもです。

子供のころはあんなに目茶目茶弾けちゃうぐらい大好きな味だったんですけどね〜。



そんな感じで、知人来訪のお陰で
ほんとすごい久々に、実家の地元料理をたらふく食べちゃった私なのでした。
(ついつい食べ過ぎちゃったのでこの日の夕ご飯は量減らしましたよ〜キャッ

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