イスラエルが占領を続けるパレスチナ・ヨルダン川西岸地区で撮影されたショッキングな映像です。分離フェンス建設に抗議するデモの最中、パレスチナ人の男性がイスラエル兵に撃たれ、死亡しました。
パレスチナの旗を掲げ、フェンスに近づくパレスチナ人。フェンスの向こうでは、イスラエル兵が銃を構えています。
「待って、隊長、隊長、聞いてくれ、イスラエル軍よ、待って・・・。ああああ」(パレスチナ人)
射撃音とうめき声のあとカメラが引くと、隣にいた男性が地面に転がり、もがき苦しんでいます。
この映像は、イスラエルが占領を続けるパレスチナ・ヨルダン川西岸地区の村で撮影されたものです。
ロイター通信などによりますと、イスラエル兵に撃たれたパレスチナ人の男性は、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。至近距離から高速の催涙弾で左胸を撃たれたということです。
この村では、世界中から平和運動家らが集まり、4年間にわたって毎週金曜日にデモが行われていました。イスラエルは、「治安上の理由」として、占領を続けるヨルダン川西岸地区に壁やフェンスの建設を進めています。
この村では、そのフェンスによってパレスチナ人の土地が切りとられ、イスラエル側に奪われたことに抗議が続いていました。(18日19:39)