みなさま、今晩は。『おふくかげん』の管理人のおふくです。
わたくしごとで恐縮ですが、合唱団のオーディションがいよいよ今週金曜日と迫って参りました。 本日は『レクイエム』でデビューを飾った、高塔朝範先生にお越しいただいております。 作者特権で是非レクチャーを受けたいと思い、無理矢理実現させてみました。 「先生、本日はよろしくお願い致します。(緊張)」 「よろしく。(と、天使の微笑み)先ほど一通り聞かせていただきましたが、感想を述べればいいのでしょうか?」 「感想と言うか、厳しく御注意をいただけたらと思いまして。(と、ますます緊張)」 「そうですか。(と、花がほころぶように微笑む)」 「・・・・・・・(ひたすら緊張)」 「それでは、まず深呼吸をして下さい。」 「はい???」 「今もですが、歌ってるあいだも随分と緊張なさっておられましたね。あれはやはり良くない。ソプラノを歌うなら特に喉は柔らかくしておかないといけませんね。」 「あ。はい・・・・・。」 「深呼吸をして、深く息を溜める。風船みたいに飛んでいってしまいそうな『舞い上がってる気持ち』を捕まえて、足元まで下ろしましょう。重心をずっと下に持っていくイメージで。」 「・・・・・・・(言われたとおりに実践している)」 「そうそう。まずはそこから。立ち方は?はい、よろしい。少し斜に立った方が歌いやすいですか?」 「はい。」 「それなら結構。はい。姿勢を正して。そう。よく肩を落として胸を開いて。ん。いいでしょう。」 「ありがとうございます。(やっと少し緊張がとけてきた)」 「合唱指揮者からの注意点やリクエストがあったら聞かせて下さい。そうですね。まずは発声に関して。」 「モーツァルトらしい発声で、と言われました。揺れない音、明るい音、細くアテていく音、天上からの声で、とも。」 「『モツレク』ですからね。そうでしょう。あなたはもともとあまり太い声ではないから宗教音楽向きですよ。」 「えっ。そうでしょうか・・・・・。でも、ピッチが・・・。」 「そう。残念ながらピッチが甘い。でも、コントロールしようとしていますね?」 「気をつけないとすぐに下がってしまうので・・・・・。」 「常にピッチを気にしながら歌うのは良いことです。ピッチだけでなく、パート内での響きの合わせ方や、もっと言えば合唱団全体のハーモニーを常に耳で確認して。」 「はい。」 「他に要求されていることは?」 「それは、たくさんありますけど・・・・・。オーディションに関して言えば、『暗譜の出来を見るから』と言われてます。」 「『暗譜の出来』。」 「音符の長さ、リズム、強弱記号、それからもちろん歌詞も、です。」 「それはあなたの努力すべき部分だから、アドバイスはできませんね。(苦笑)」 「はい。(おそるおそる)・・・お聞きになっていかがでしたか?」 「自覚はおありでしょうが、かなり、まあ、ね。」 「はあ。やっぱり・・・・・・。」 「今回、語尾の子音は全て内切り、なのかな?」 「ほとんどがそうです。」 「うーーーん。聞いてて曖昧だったので一応聞いてみましたが。そうでない指示もあるわけですね。」 「はい。」 「そのへんが結構ぐちゃぐちゃでしたね。・・・・・あ。失礼。」 「いえ。あの、おっしゃるとおりですので。」 「それじゃあ、まずは緊張を解いて歌うこと。歌い収めの音符の長さを気にかけられるくらいに、ね。」 「はい。」 というわけで、大変有意義なレクチャーをいただきました。 高塔先生、本日はお忙しい中、大変ありがとうございました。(ぺこり。) 私も残念です。トリメさんのOPマンガで想像して下さい。(笑)
いや、それよりも音声がなくて良かった!わははは。 先生は外ヅラいいから、ファンとかにも優しいですよん。
【2007/08/21 07:22】
URL | おふく #-[ 編集]
あら?先生ってば産みの親には優しいのね。
画像がないのが、残念だわwww |
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