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▼変貌し始めたビジネス街 大阪淀屋橋西地区
 

 大阪市中央区の淀屋橋西地区は、金融機関や大手企業の近代的なオフィスビルと、歴史的な建造物が混在するエリア。このビジネス機能に偏りすぎた地区に、瀟洒(しょうしゃ)なレストランやブランドショップを誘致するという目的で始まった『淀屋橋WESTプロジェクト』によって、無機質だったビジネス街は、夜や休日にも人が集まる大人たちの憩いの場所へと生まれ変わろうとしている。

 このプロジェクトは、梅田のイーマビルを成功させた街づくりコンサルタント会社と、淀屋橋に本社をおく大手企業数社、周辺ビルのオーナー、老舗店舗が協力し、歴史と伝統のある街を再生していこうというもの。

 2002年のプロジェクト開始以来、上質な店舗が集積するエリアとして注目を集めている。昨年5月には大阪のメインストリート「御堂筋」に面し、大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅にも直結した場所に、大人が日常的にショッピングや飲食を楽しみ、憩い、安らげる商業ビル「淀屋橋odona」をオープンした。

 また、この4月にはビジネスホテル「ホテルユニゾ淀屋橋」をはじめ、「wine&Deli VINTHIQUE/ヴァンティーク」や「宮崎牛と旨し酒 天の幸 山の幸」、「タイ古式マッサージ バンクンメイ」といった多彩なメンバーに新たな仲間として加わった。この「ホテルユニゾ淀屋橋」内には、ヘアーサロン、加圧トレーニングスタジオ、レストランの3店舗が同ビル2Fに今年の初夏OPENする予定だ。

 たった3軒のオープンから始まった『淀屋橋WEST』だが、メンバー数は現在45店舗にまで拡大している。南船場や堀江など若者が楽しめるエリアが充実している大阪市内のなかで、30代以上のビジネスマンやOLたちが寛げる場所は少なかった。しかし、この『淀屋橋WESTプロジェクト』で、ビジネスの街という印象が強かった「淀屋橋西エリア」、通称「北船場」は、今、静かに、そして確かに、大人たちの遊び場としての機能を充実させ、かつて大阪繁栄を象徴する街だった時の活気を取り戻しはじめている。


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