名古屋放送局

2009年4月16日 12時29分更新

臨床研修制度で厚労相に要望

地方の医師不足解消に向けた国の臨床研修制度の改正案をめぐって、愛知県の病院協会の代表などが16日、舛添厚労相を訪ねて改正に反対する意見書を手渡しました。
この意見書は、愛知県病院協会や愛知県医師会などが合同で取りまとめたものです。現在の臨床研修制度は、研修先の病院が自由に選べることから研修医が都市部に集中し、地方の医師不足を招いたと指摘されており、国は都道府県ごとに研修医の募集定員を制限する改正案を示しています。これに対して意見書では「愛知県では、専門医と研修医が役割を分担して救急医療にあたる体制が整っており、制度の改正で、研修医が減ると救急医療が崩壊する恐れがある」として改正案に反対しています。