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2004年9月8日
(株)博報堂 エルダービジネス推進室
HOPEレポートXV 団塊リサーチ(1) 「団塊夫婦の定年意識」に関する調査
85%の団塊夫が「定年が楽しみ」。40%の妻は「憂うつ」。
定年後のイメージの夫婦の違いが明らかに
夫は「のんびり・気まま」が理想。妻は夫に「活動的に・交流して」欲しい
 博報堂エルダービジネス推進室では、50歳以上のエルダー生活者について、常時さまざまな調査・研究を実施しておりますが、このたび、2007年から団塊世代が定年を迎え始めることを念頭に、「団塊世代の夫とその妻の定年に対する意識調査」を博報堂独自の調査パネルである<団塊&フィフティーズハイパネル>で行いました。その速報がまとまりましたのでご報告申しあげます。
 今回の調査は、首都圏および関西の「団塊世代(昭和22年〜25年生)の夫」とその妻に合計234組 合計468名に対し、2004年8月上旬〜中旬にかけてインターネットで調査を行ったものです。
 その結果、団塊夫の85%が「定年が楽しみ」だと考えていることが明らかになりました。団塊男性は、従来の一抹の寂しさのある定年観とは、かなり違った感覚を持っているようです。しかしながら、一方で、その妻の40%は「憂うつ」だと感じていることがわかりました。
 また、夫は定年後には「ビジネスから離れ」「自分の世界を第一に」「のんびり」過ごしたいと感じているのに対し、妻は「できればビジネスに関わり」「外部との交流を第一に」「活動的に」過ごして欲しいと思っており、定年後の夫の生活に対する理想像に夫婦間のギャップがあることがわかりました。定年後に努力すべきことでも、「夫婦で楽しむ姿勢」を重視する夫に対し、妻は「家事協力」を願っているなど、夫婦間の意識のずれが見うけられました。
 また、夫婦共に「パソコン」にチャレンジしたいという人が多く、夫婦で一緒にしたいことは「国内旅行」「海外旅行」が夫婦共に圧倒的に高いなど、団塊の定年後のマーケットの可能性も見えてきました。
◇ 調査結果トピックス ◇

・「定年が楽しみ」な男性は、85.4%と大多数。一方「夫の定年が憂うつ」な妻は4割近くの38.8%。

・定年後の夫の生活イメージ、夫は「ビジネスから離れ、のんびりと自分の世界を楽しみたい」が、妻が望む夫の定年後は「できればビジネスに関わり、活動的に外と交流する」生活。

・定年後に、「努力すべきこと」にも、夫婦の考えにギャップ。夫が考えているのは「趣味を持つ」「夫婦で一緒に楽しもうとする」だが、妻が願っているのは「家事への協力」がトップ。

・定年後「自分でパソコン/インターネットを楽しみたい」男性は、全体2/3以上の67.3%、女性も43.2%。エルダー層のパソコンブーム到来の予感。「夫婦で楽しみたいこと」は、夫婦共に「国内旅行」「海外旅行」の順。

・夫婦共に7割以上が定年後の「健康」「経済」に不安。6割以上が「介護」の不安。夫よりも妻のほうが多少悲観的。

本件に関するお問い合わせ
博報堂 広報室:宮川 Tel:03−5446−6161
エルダービジネス推進室:阪本・田中 Tel:03−5446−4355
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