2009年4月14日 18時26分更新
定額給付金の申請の受け付けを開始した鹿児島市は、住民登録した市町村を把握していない人などを支援するため、職員がネットカフェを回って申請手続きなどを紹介するポスターを配布しました。定額給付金は、ことし2月1日現在で住民登録を行っている市町村に申請を行った上で、受け取ることができますが、住民登録をどの市町村で行っているか把握していない人などに対して、手続き方法を周知することが課題となっています。鹿児島市では14日、担当の職員を市内のネットカフェに派遣して、申請に必要な手続きの方法や鹿児島市役所が個別相談に応じることを記したポスターを店側に渡していきました。
鹿児島市の活動に協力したネットカフェでは、従業員がさっそく、目につきやすい場所にポスターを張っていました。鹿児島市地域福祉課の田島健二主幹は「住民登録のない人などにもきめ細かく周知して確実に支給したい」と話しています。鹿児島市によりますと、ネットカフェに寝泊まりしている人の数は把握していませんが、ことし1月現在で鹿児島市内には、定まった住居がない、いわゆるホームレスの人が33人確認されているということです。