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産婦人科医の志 /神奈川

 最近の取材で明るいニュースだと思ったのが、昨年から一時休止していた大和市立病院の産婦人科と小児科の新規入院受け付けなどが再開したという話題だった▼病院からの発表後、私は写真撮影のために新生児室を訪れたが、生まれたばかりの赤ちゃんの寝顔は心が洗われるようだった▼同病院は担当医師の退職などで分べん予約の受け付けや子どもの新規入院を受け入れる体制が崩れ、産婦人科は昨年11月、小児科は同12月から休止状態に追い込まれてしまった▼当時、産婦人科では出産を控えた市民のために医師を早急に確保しようと、勤務条件に同病院勤務医師の倍以上となる年収約3000万円を提示して公募に踏み切ったが、リスクの高い現場だけに確保には至らなかった▼だが今回、公募採用された産婦人科医師の応募動機は「地域医療に貢献したい」だった▼病院勤務は医師の志だけでは大変だろうが「頑張れ!」とエールを送りたい。【長真一】

毎日新聞 2009年4月14日 地方版

 
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