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【国際】

北朝鮮、6カ国協議離脱を表明 安保理議長声明採択で

2009年4月14日 13時56分

 【北京14日共同】北朝鮮外務省は14日、国連安全保障理事会が、北朝鮮が「衛星」と主張する長距離弾道ミサイル発射を非難する議長声明を採択したことを受け、6カ国協議への不参加を表明、無能力化を進めていた「(寧辺の)核施設を原状復帰させる」との声明を出した。朝鮮中央通信が伝えた。

 北朝鮮としては異例の早い発表。

 声明は、核施設の正常稼働措置の一環として、実験用黒鉛減速炉の使用済み核燃料棒を再処理すると表明した。

 北朝鮮は打ち上げ前の3月24日と26日、外務省報道官の談話などを通じ、安保理で議論されること自体が「敵対行為」と批判。「6カ国協議は破綻する」とした上で「非核化プロセスは元に戻り、必要な強い措置が講じられるだろう」と警告していた。

 北朝鮮は昨年9月にも、米国がテロ支援国家指定解除を一時延期したことに反発、核施設復旧作業に着手する動きをみせたことがある。

 

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