健康のため、体脂肪の減量のために運動をし始めたはずなのに、運動をし過ぎて身体を悪くする人がいます。運動を開始したために、疲労骨折をして、内蔵の調子が良くない、疲労が取れない・・・これでは元も子もありません。 疲労の原因はいろいろありますが、主として ①エネルギー源の不足 ②疲労物質の蓄積 ③身体内部環境の失調 などがあります。
食事の効果は栄養性分野エネルギー量だけではありません。生活の中で、どのタイミングで食事を摂るかも身体組成や疲労の回復、また、体脂肪の蓄積の程度に影響しています。 疲労の回復には運動や活動後の内臓やホルモン、酵素の働きが活発なタイミングでの摂取が推奨されています。一般的には運動や活動後30分程度と言われていますが、疲労し切っている場合は内臓の働きも鈍っていますから、少し時間をおいてから食事を摂った方がいい場合もあります。 また、同じ食事でもリラックスして摂る場合と緊張して摂る場合とでは、効果が異なります。リラックスして食事を摂れるように、光や風を入れて食卓の雰囲気を変えたり、食器や配膳にも工夫すれば些細なようでも大きな効果を期待できます。楽しく運動して、おいしく食事をとって健康を獲得する―。 一日の疲労はその日のうちに回復させ、翌日は目覚めすっきり。さわやかに、そして健康な一日をスタートさせましょう。