2009年4月14日 12時50分更新
道は、地方の病院の看護師不足に対応するため、札幌市など都市部の大規模病院から1年から2年という期間で、看護師を順次派遣する制度を設けることを決めました。
平成18年度の診療報酬の改定で、看護師の多い病院により多くの診療報酬が払われるようになったことから、採用を強化した都市部の病院に看護師が集中する一方で、地方の病院では医師不足に加えて慢性的な看護師不足が続いています。
このため道は、札幌市の大学病院など比較的、看護師が多い都市部の病院から1年から2年という期間で、地方の規模の小さい病院に看護師を順次派遣する制度を設けることを決めました。
道は、派遣する看護師に待遇面での支援を行う方向で、制度の具体化に向けて北海道看護協会や大学病院などとの間で協議を進めることにしており、「研修が充実した大規模病院で勤務した看護師を派遣することで、地方病院の看護体制のレベルアップにもつなげたい」と話しています。