お湯の記録と評価     奈良県    

湯の峰温泉   湯の峯荘   

泉  質  含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉
施  設  男女別   内湯・露天・貸切り風呂2ヶ所
T E L  0735−42−1111
営業時間  宿   泊    
料  金  14,850円  (休前日 消費税、入湯税込み)
評  価  (☆)  な    し
2007年10月宿泊 その時の評価は星は5つ
2008年3月、2度目の宿泊で最悪!!よって星5つ没収
昭和40年開業の宿で以前は南海電鉄グループが運営していたが、2002年1月に閉鎖。
これを大手旅行会社に勤務していた社員が脱サラし、退職金などをなげうって譲り受け、2002年4月にリニューアルオープンさせたという異色の宿です。
この事をあるテレビ局で放送されたのを見たことをきっかけにこの宿を応援したくなりました。

2004年1月に立ち寄り湯で入浴しました。
夕方近い時間ですが、オーナーが脱衣所や浴室を真剣に点検している姿に感銘し今回は2007年10月に宿泊しました。
日帰り入浴の料金は2004年1月は600円でしたが、2007年10月は1000円となっていました。ちょっとガッカリ。宿泊料金も以前の表示から5000円の値上げ。しかし、宿の下の大きな看板には宿泊、1万円からの表示のまま。これは6年前からの表示。 日帰り入浴の時間は12:00〜15:00
湯の峰温泉の中心部から少し離れた小高い丘の上にある比較的大きな旅館。コンクリートの建物は風情にかけるが、部屋は広々とした10畳の部屋で清潔で気持ちよかった。
内湯は広々としており、露天もかなり大きい。夜10時で男女が入れ替わる。その他に家族風呂が別棟に木造りで趣のある小屋に「鹿の湯」「くすり湯」とふたつある。「くすり湯」ではシャンプーやボディーソープの使用は出来ない。貸切り料金は必要なく、空いていれば看板を「入浴中」に裏返し、内側から鍵をかけて使用。
湯の峰温泉のお湯は最高!!。この宿に限らずお湯は関西随一の泉質・・?だと思う。
Fさんご夫妻は、私達夫婦、兄夫婦の仲人をしていただいた方です。
Fさんは、私の父親と同じ職場で勤務されていた方で、ウチの父親は若い時からFさんを尊敬し、兄のように慕っており、私たち兄弟は幼いころから知っていました。
Fさんご夫婦を温泉に招待しよう。親爺も喜んで褒めてくれるで。(我々の父親の法事での兄弟の会話です)
そんなことで私の好きな湯の峰温泉の「湯の峯荘」を選びました。
貸切風呂 貸切風呂・鹿の湯 貸切風呂・くすり湯 湯の峰荘の湯筒

2008年3月にも宿泊。今まで経験したことのない、これからも経験できないような不愉快な経験を「湯の峯荘」でしました。
湯の峰温泉は関西では一番好きな温泉地です。このことはこれから先も変わることはないと思います。

3月のある日、湯の峯荘に宿泊しました。宿泊したこの日は私たちの結婚記念日。
以前から私のお気に入りの温泉に連れて行くと約束していた親戚を招待しての宿泊です。
予約時に部屋は2部屋で予約し、夕食は同じ部屋でとお願いしていました。(人数は4名)

そして夕食時、案内された部屋に行くと用意されている食事は7名分です。
案内してくれた年配の仲居さんに「間違っているのではないですか?」と聞きました。
他の部屋の人(3名の方)と食事をすることになんら問題はないのですが、仲居さんの案内する部屋が間違っていたら、そのお客さんにも迷惑がかかるのでは・・・?

「すぐ確認します」とその場を去った仲居さんのあとにマネジャー(40才ぐらいの女性)がやってきて言った言葉。
「間違っていないのですぐに部屋に入って!」と、その言葉は命令口調。訳のわからない僕を含めて4名は部屋の前で躊躇していると、先ほどの年配の仲居さんが、その部屋で食事する人の部屋番号と氏名が記入されたリストを見せてくれました。

そのリストに載っている名前を見てビックリ。なんとその名前は私の兄の名前がフルネームで載っているのです。(兄の家族3名)
私からすれば、なぜ兄の名前が載っているのかすぐには理解できませんでした。(兄や兄嫁には湯の峯荘での宿泊日の話はしていません)

後から知ったのですが、兄は「私の掲示板」を見て私たちが宿泊する日を知り、同じ日に宿泊の予約を取ったのです。
そして夕食は同じ場所で取れるように、また、このことは内緒であくまでもサプライズでとお願いしたそうです。

そんなことになっているとは全く知らない私は、マネジャーにその部屋の人に、私自身が声をかけると話すと、「お客さんはいいから食事の部屋に入って」とだけ迷惑そうな言い方をされました。
その言い方があまりに横柄な言い方だったので内心「温泉宿のマネジャー」の対応ではないと思ってしまいました。

兄は私たち夫婦を驚かそうと宿泊を計画し、夕食は同じ部屋で取れるようにと確認をとって予約。あくまでもサプライズでと予約時に念を押したそうです。そして私が仲居さんとやりとりしている間に、マネージャーは兄たちの部屋に2度行き、「とにかく早く食事を用意した部屋に行くように」と催促したそうです。(その時のマネージャーの言い方に兄も不快な思いをしたそうです)
一方、仲居さんの対応にはなんの不満もありません。と言うより、気持ちのよい対応をしてくれました。

いきさつが分かり全員7名で乾杯し、食事を始めようとしたその時、突然、オーナーが部屋に入ってきて仁王立ちで発した言葉。
「この宿の責任者だが、ウチの従業員(マネージャー)がお客さんに怒られた」と言ってるが、なにか文句でもあるのか的な発言。
私も兄も怒ってもいないし、和やかに食事をはじめようとしている最中、部屋を訪れるにしても、旅館を生業としている者としては考えられないノックもせずの入室の仕方。

食事も終わり、みんなでカラオケをしているときに、私一人で事務所を訪れ、ノックして入室。
そして、オーナーとマネジャーの言葉、態度に不快を感じたことを話すと、「勝手に事務所に入るな!」非常識な客であると言われ、ロービーに出てくれと言われました。(事務所に入ったのはウチのメンバーや他のお客さんに知られないように配慮したつもり・・・)

考えられないことが翌朝にも起こりました。
朝食を皆で済ませ、私一人朝の8時50分ごろに浴場に行きました。すると年配のおじさんから(浴場の掃除の方)から入浴は朝9時までですので掃除にかかりますと言われたので。
「風呂には入らさせてもらいますが9時になったら、お構いなく掃除をはじめてください」と話し、9時5分か10分に浴場から出ました。
そこに若い男性(にいちゃん)の従業員と遭遇、
「チェックアウトは10時なのに風呂は9時までなん?」と尋ねると、そのにいちゃんから帰ってきた言葉。
「チェックインのときに朝9時と言っている!それがウチの方針や、このアホが!
一瞬、私は自分の耳を疑いましたが、このアホがの言葉にブチギレ!!。

「湯の峯荘」での宿泊は2度目。だが、入浴は朝9時までとの説明は前回も今回も聞いた記憶なし。
大きな声でこの従業員と言い合っていると、オーナーと家内が駆けつけました。
そして、オーナーが発した言葉は私に向って言った「二度と来ないでくれ!!」です。勿論、従業員が発した「このアホが!」を咎めることもなく、私が客として非常識であり「湯の峯荘」に宿泊する資格のない人間とまで言われてしまいました。

湯の峰温泉は大好きな温泉地であることには変わりありませんが、今まで「湯の峯荘」を知人などに勧めていたことなどを考えると自分自身、無性に情けなくなりました。
ちなみに、湯の峰温泉は小さな温泉地でコンビニも、お土産屋さんもありません。旅館は4軒ほど、民宿は10軒ほどの温泉です。
掛け流しのお湯は最高です。湯の峰温泉を批判しているのではありません。それどころかどの宿もお湯の良さにあぐらをかくこともなく、一生懸命にもてなしてくれます。お湯も雰囲気も湯の峰温泉は最高です!!