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「時効」撤廃求め、未解決事件の遺族ら「宙の会」結成

2009年2月28日19時7分

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写真時効についての気持ちを語る「殺人事件被害者遺族の会」の宮澤良行会長(中央)。右は小林賢二代表幹事=28日午後、東京都千代田区の明治大、福岡亜純撮影

 一定の期間が過ぎると容疑者がわかっても起訴できなくなる「時効」制度の撤廃・停止を求めて、「殺人事件被害者遺族の会」(通称「宙(そら)の会」)が28日、結成された。未解決の殺人など16事件の遺族20人が会員となった。

 会員らは、制度の存続理由の一つとされる「時間がたつと遺族の被害感情は薄れる」という考え方を否定。DNA型など犯人を特定する証拠が現在残っている未解決事件の時効は停止するなど、捜査技術の進歩を踏まえた見直しを国に働きかけるという。

 この日東京都内で開いた結成総会では、会長に世田谷一家殺害事件の遺族・宮澤良行さん(80)、代表幹事に上智大生殺害事件の遺族・小林賢二さん(62)が就いた。07年に千葉県市川市で遺体でみつかった英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさんの父ビルさんも会員となりメッセージを寄せた。

 05年に時効となった札幌市・信金職員殺害事件で亡くなった生井(なまい)宙恵(みちえ)さんの母・澄子さん(72)も参加。「時効が来る午前0時まで逮捕の知らせを待っていた。すごく悔しかった。犯人への思い、娘への思いは今も変わらない。この苦しみをこれからの遺族に味わわせたくない」と話した。

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