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【MLB】可能性を感じさせたマリナーズの開幕ダッシュ

4月13日10時36分配信 ISM


 シアトル・マリナーズが12日、敵地でオークランド・アスレチックスと対戦。先発のエリック・ベダード投手が9回途中まで無失点に抑えるなど、1対0で完封勝利を収め、ア・リーグ西地区の首位をキープした。

 マリナーズは、ワンチャンスをものにした。

 6回まで、アスレチックス先発のトレバー・ケーヒル投手に無安打に抑えられる。攻略の糸口すら見つけられない中、7回に1死からエイドリアン・ベルトレイ三塁手がセンター前へチーム初ヒット。さらに2死一塁の場面で、指名打者マイク・スウィーニーが左中間への二塁打を放ち、ベルトレイが決勝のホームを踏んだ。

 この時、打球を追っていた中堅手が足を滑らせ、打球処理をもたついた。すんなり打球に追いついていれば、ベルトレイがホームに突入したかどうか微妙だが、いずれにしてもこの虎の子の1点を、マリナーズは守り抜いた。

 9回裏、1死二塁となったところで、打席には左打ちのジェイソン・ジアンビ一塁手。ここでドン・ワカマツ監督は、左のベダードから、右のデビッド・アーズマにスイッチ。ブルペンに左投手がいない苦しさをマリナーズはさらしかけたが、アーズマはジアンビを三振に仕留めた。

 この継投に関しては、多くが首を傾げたはずだが、過去のベダードとジアンビの対戦成績は、17打数5安打で打率.294。また、ベダードの球数が100球を超えていたことから、交代に踏み切ったようだ。

 アーズマはこの日、制球が悪かったものの、最後に前日の試合まで5割近くを打っている指名打者ジャック・カストをレフトフライに打ち取り、今季2つ目のセーブをマークしている。

 マリナーズは、再び接戦をものにして4連勝。敵地での7連戦を5勝2敗として、好スタートを切った。光るのは、勝負強い打線と、投手陣の踏ん張り。得点圏では、38打数16安打で打率.421。投手全体の防御率も2.92である。

 もちろん、まだ開幕して7試合。「こうだ」というチームの傾向を語ることは難しいが、確実に昨年とは違うマリナーズを感じる。今日のようにワンチャンスをものにする勝負強さ、連打でビッグイニングを作る勢い。ブルペンにしても、昨年はJ.J.プッツ投手(現ニューヨーク・メッツ)が故障者入りした時点で崩壊したが、今年は日替わりで若い投手らが好投している。

 十分に今後の高い可能性を感じさせる開幕7試合だった。

【Game Notes】

・エンディ・チャベス外野手が開幕から7試合連続安打を記録。イチロー外野手が2005年に作った記録に並んだ。

・マリナーズの得点圏打率は.421(38打数16安打)。勝負強さがここまではチームを支えている。

・マリナーズは今季、左の先発投手に対して4勝0敗だったが、右の先発投手に関しては、0勝2敗だった。しかしこの日の勝利で、右投手から今季初勝利をマークした。

最終更新:4月13日10時36分

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