【ニューヨーク12日時事】米大リーグは12日、開幕から1週間の戦いが終わった。日本選手の所属チームでは、昨年の最下位から浮上を狙うマリナーズが連勝を4と伸ばし、5勝2敗と好スタートを切った。胃潰瘍(かいよう)で故障者リスト入りしたイチローを欠きながら、小差の試合に競り勝つしぶとさが出てきた。イチローも15日(日本時間16日)から復帰する見通しで、さらに弾みを付けられるか。
ア・リーグ東地区では昨年下位のブルージェイズとオリオールズが、「3強」のレイズ、レッドソックス、ヤンキースを上回るスタート。ナでは川上が加入したブレーブスが5勝1敗、福留のカブスも4勝2敗と好発進した。対照的に、松井稼のアストロズは1勝5敗と出遅れた。
日本勢では、新加入の上原(オリオールズ)と川上が初先発を勝利で飾り、上原は13日(日本時間14日)のレンジャーズ戦で2度目の先発をする。一方で、ドジャースの黒田が初先発勝利の直後に脇腹の違和感で故障者リスト入りする誤算もあった。打撃陣は、打率4割を超える福留のほか、既に8安打3盗塁の岩村、松井稼が好スタートを切った。ヤンキースの4番松井秀は苦闘が続いている。
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