2009年4月13日4時3分
サバイバルゲーム場設置計画の説明会に詰めかけた地元住民ら=八王子市中山の市立中山中学校
八王子市中山地区のサバイバルゲーム場設置計画に住民らが反対している問題で、地元住民らでつくる青少年対策中山地区委員会(篠原由紀子会長)は11日、地元の市立中山中学校体育館で経営会社側を呼んで住民説明会を開いた。経営会社側から社長の男性(33)ら3人が出席。住民300人超が詰めかけた。
まず計画内容などについて同委員会が事前に出していた公開質問状への回答を紹介。その後、住民らが質問や意見を述べた。「小学生の娘が計画を知って号泣した。怖がっている」「山林の脇は園児が散歩するコース。事故があってからでは遅い」「目の前に住んでいる。恐怖感で暮らすのは嫌」などと口々に反発の声をあげた。
計画地の南約300メートルには、同中学や小学校、保育園が並ぶ。住民から文教地区の近くにゲーム場をあえて設ける理由や、細かい事業計画の内容について問われ、経営会社側が答えに窮する場面が再三あった。このため住民側からの要請で再度の説明会開催が決定。それまでは会社側が事業を凍結する内容の覚書を、会場で取り交わした。