No.790に関するツリー
- ▼-2009年4月のメディアの改編・刷新について [WEB多事争論編集委員 吉岡弘行] (04/11 17:01)
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[790] 2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
- 投稿日
- 04/11 17:01
2月にこのサイトで「新聞を読まない首相について」というテーマでメディア論を取り上げました。
10日の天皇・皇后両陛下のご成婚50年で、麻生首相は三権の長を代表してのお祝いの言葉でまたもや失態を演じました。繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と言い間違えたのです。宮殿の「松の間」で両陛下の前に一歩進み出て、紙を見ずに祝辞を述べたのですが、国のトップが国民の象徴に対してこれでは情けない限りです。歴史的な誤った日本語事例として残ってしまいました。
今回のテーマは、別です。
この春、テレビ局はもとより、新聞各紙は紙面の改革をしました。
若者の活字離れ、従来の読者の批判やあきらめ、ネットへの対策などを意識してか、より企画性、独自性、署名性を重視した刷新がすすんだように感じます。
改編・刷新から2週間、皆さんはマスメディアのこうした動きについてどのように感じられたでしょうか?ぜひご意見をお寄せください。
[800] Re:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- higeman
- 投稿日
- 04/11 22:12
このテーマに関して姜 尚中氏の意見を一度伺ってみたいと思っています。
以前、姜さんは著書『ニッポン・サバイバル』(集英社)で、『激変するメディアにどうたいおうしたらいいの?』という項で自分のご意見を述べてらっしゃる。私もほぼ、同意見でした。今でも、そう感じています。
記事を書かれた頃は2005年ごろですのであれから4年がたち、NETバブルからリーマンショックと時代背景も幾分変わりました。
その中での今回の改編。むしろ、今のメディアは何を考え、今回の大改編をしたのかを知りたいですね。
そこで、吉岡氏にお伺いしたいんですけど、今回特にTBSは大きく改変しましたね。しかも、ゴールデンにニュース番組を持ってきた。
ゴールデンの枠というのは、コマーシャリズムに資本を置いている比重が非常に高い枠と思うのですが、ジャーナリズムはよく公共性を重視と言われますよね(実際は守られていないともいわれますが)、その辺のジレンマあるのではないかと思うのですが、今回TBSはどのようなコンセプトで改変を進めたのでしょうか?
言えることと言えないことがあるとは思いますが(笑)、よろしくお願いいたします。
[804] Re:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- のぶこ
- 投稿日
- 04/12 00:44
新聞は、以前より読み易くなりました。以前は、1段読み終わると「次はどこ?」と探すときがありました。
テレビは、時間・曜日の移動が激しかったですが、以前もまして「数字を稼げる出演者」が掛け持ちで出ていて(特番では)、内容は違っていても、同じに見えてしまいます。
吉岡さん、「TBSはどうですか?」と言ってしまえばいいのに~~
ダメなんですか??
[808] Re[2]:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
- 投稿日
- 04/12 09:58
このサイトは社会に“自由な気風を保つ”ことをマニフェストとして掲げていますので、弊社の改変についても語りましょう。(higemanさんがおしゃるように若干の制約はご容赦ください。組織の一員ですので・・・)
今回のゴールデンタイムの2時間の報道番組『総力報道!THE NEWS』は、必ずしも現場からゴールデンで勝負したいと報道局が主体となって切望したものではありません。上層部や編成局など一種の“トップダウン”で決まった一面があることは事実です。スポンサーサイドにちょっと取材すればわかることです。
しかし、NHKと勝負するからには、その経緯を云々しても仕方ないですし、それこそ総力報道が求められます。NHKの記者・報道関係のディレクターの人数、予算の規模といったら民放の10倍くらいはあるでしょう。
ゴールデンタイムのスポンサーとの関係は、当然、議論になる点です。
原理原則論からいうと「報道の自由」は以前より制約を受けるでしょう。実際に報道局内で、そのような意見を主張する方もいたと聞いています。しかし、これはどの時間帯でも突き詰めると同じことです。民放の報道が抱えた永遠のジレンマともいえるかもません。そのことを認識しながら創意工夫して番組を作っていくことのほうが重要だと思います。
実は私は、2月の報道局会で新番組についての質疑応答の場で、余りにも“皆が一丸となって”“総力をあげて”“番組と出稿部との垣根をより低くして”というんで、「全力でぶつかることは当然だが、先の大戦のように“玉砕”とならないよう、色々な手法で視聴者に支持された『23』や『報道特集』、『サンデーモーニング』などのいい面を生かすべきだ。番組と出稿部が時には綱引きをしてもいいし、一色に染まる必要なない。ラグビーのようにスクラムを組みながら、持ち場持ち場で得意技を繰り出すような番組がのぞましいのではないか」といった趣旨の発言をしました。他にも様々な意見が出たのですが、基本的にオフレコの会なので自分の発言だけあえて紹介しました。
今回の改変に伴って報道局の組織のかたちも大きく変わりました。詳細は省きますが、戦略を考える際に組織論は重要です。大きな戦いになるほど組織のあり方をつねに意識することが肝要です。少々脱線しますが、組織論に関する書物があまた出版されています。かつて筑紫さんから「この本だけは読んでおけ」といわれた組織論の本があります。『失敗の本質~日本軍の組織論的研究』(ダイヤモンド社)という大東亜戦争の諸作戦の失敗を6人の研究者が詳細に分析し、それを現代の組織一般にとっての教訓として活用することを狙いとしたものです。
“正しい戦争はあるのか”を考えるのにも有用なので是非読んでみてください。
話を戻しましょう。番組のエグゼクティブ・プロデューサーは、NHKとTBSの違いについて、「後藤謙次キャスターのコメントが光る番組」「民放が意識してきたその日のニュースの掘り下げ」等をあげています。
また、30台から40台のときに『23』や『ニュースステーション』を見ていた人たちが、今50歳から60歳くらいですよね。民放のニュースが確立された時期に共に現役時代を生きてきた方たちです。そういう人たちが放送時間帯に在宅している率が非常に高くなっていいることはJNNデータバンクのデータにも具体的に現れているので、そこにターゲットの重きを置いているといった考えもあります。
最初から結果に一喜一憂せずに腰を据えて戦っていく。何しろ相手は巨像のNHKと強力なバラエティーを並べる民放各局です。そして、帯のニュース番組が根付くのには時間がかかるのが普通です。
『筑紫哲也ニュース23』も1989年10月のスタートから安定していたわけでは決してありません。資料によると、最初の3ヶ月は視聴率は6%前後で90年2月に7%台後半を記録したものの、その後再び6%台に低迷。筑紫さんのコラム「多事争論」や旬なテーマで様々な声をきく「異論反論!OBJECTION」、「佐川急便事件」や「細川内閣の誕生」などの報道を通じて、ようやく1993年から8%超の安定軌道に乗りました。
ちなみに『ニュース23』が数字的に最も支持されたのは、1997年10月から2005年の筑紫・草野・佐古の3キャスターの時代で、平均視聴率は8.5%でした。(自慢じゃないですが私がいた5年半がちょうど重なります)
まだ始まって2週間、番組の専属スタッフは試行錯誤を重ねています。もう少し
長い目で見ていただけるとありがたいと思います。
[810] Re[3]:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- higeman
- 投稿日
- 04/12 09:53
ありがとうございます。
『余りにも“皆が一丸となって”“総力をあげて”“番組と出稿部との垣根をより低くして”というんで、「全力でぶつかることは当然だが、先の大戦のように“玉砕”とならないよう、色々な手法で視聴者に支持された『23』や『報道特集』、『サンデーモーニング』などのいい面を生かすべきだ。番組と出稿部が時には綱引きをしてもいいし、一色に染まる必要なない。ラグビーのようにスクラムを組みながら、持ち場持ち場で得意技を繰り出すような番組がのぞましいのではないか」といった趣旨の発言をしました。』
そうなんですよね。そういう部分の多様性を私なんかも期待していたので今回の改編には少しガックリしました。「意外性」という点でのインパクトはあったと思うのですが、内容的に斬新なものは何一つ感じられなかった。何を持って斬新とするのかさえもう難しい時代ですので、むしろ腰を据えてじっくり型の番組を望んでいます。
『「報道の自由」は以前より制約を受けるでしょう。』
そこで、現場の人間がどううまくたちまわるのか見てみたい。そうしないと、メディアが本当に「死に体」になりかねません。
頑張ってください。
[812] Re[3]:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- 岡部
- 投稿日
- 04/12 10:09
吉岡さんに1つだけアドバイスです。
今、国民が見たがっているニュースは面白い角度からきってくれる
コメンテイターです。
面白い角度から見るコメンテイターとスーパー視聴者、すなわち視聴者を
ニュース番組に出すのです。
4-5人で、ニュースの受け止め方、私はこう思うというのを発言してもらうのです。
スリリングで面白いニュース番組になりますよ。
[814] Re[3]:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- αβ
- 投稿日
- 04/12 12:37
「1997年10月から2005年の筑紫・草野・佐古の3キャスターの時代」私も大好きでした。ニュースの読み方一つ一つに良い緊張感があり、見る側の私も毎日気になりっ放しだったことを覚えています。不況や9.11等深刻な事件が多かった時期だと思いますが、物事の様々な側面を見ることの大切さを実感させられ、私個人にとっても大きな糧になるニュース番組でした。スポーツコーナーを担当されていた小倉弘子アナウンサーも存在感がありました。
[811] Re:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- H.T
- 投稿日
- 04/12 10:03
日曜日の朝、仕事に行く前に私は必ず「サンデーモーニング」の「風をよむ」のコーナーを観ます。パートの仕事のシフトをうまく調整しても、このコーナーだけは観たいと思わせてくれる、私にとって数少ない番組です。何となく「筑紫哲也News23」と同じ匂いを感じます。今朝のテーマは「かいより始めよ」というテーマで、米大統領として歴史上初めて核兵器の道義的責任を認めたオバマ大統領についてでした。世界の核廃絶においてもオバマ大統領の人間としての力に賭けたいまたは信じたいと、私も思いました。「風をよむ」のコーナーは、私みたいな馬鹿でもよくわかるように説明してくれるし、毎回考えさせられます。時代は流れていき、変わっていきますが、こういった姿勢は変えずにいてもらいたいです。あと、こちらは仕事中で毎週は観られないのですが「報道特集NEXT」も変わらないでほしいです。後藤さんには期待しています!小さなニュースを取り上げたいと番宣でおっしゃっていた、後藤さんの信念を私は信じていますから!〜一視聴者より〜
[816] Re:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- ame
- 投稿日
- 04/12 15:29
> 10日の天皇・皇后両陛下のご成婚50年で、麻生首相は三権の長を代表してのお祝いの言葉でまたもや失態を演じました。繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と言い間違えたのです。宮殿の「松の間」で両陛下の前に一歩進み出て、紙を見ずに祝辞を述べたのですが、国のトップが国民の象徴に対してこれでは情けない限りです。歴史的な誤った日本語事例として残ってしまいました。
え...?
「いやさかえ」で間違ってないような気がするんですけど...違いますかね?
確か、「いやさか」は口語表現で、こういう場では「いやさかえ」を使う、と。
いや、普通はいやさかで良いんですけど。
>国のトップが国民の象徴に対してこれでは情けない限りです。歴史的な誤った日本語事例として残ってしまいました。
ここまで言いますか。
[818] Re[2]:2009年4月のメディアの改編・刷新について
- 投稿者
- ame
- 投稿日
- 04/12 15:40
http://www.aso-taro.jp/lecture/talk/060808.html
これは麻生首相の論文ですかね。ここでは「いやさか」を用いています。
然るに、少々専門的な辞書を用いて調べてみたところ、この場合「いやさかえ」と
読むのは、問題がなさそうです。むしろ、国の象徴に対して国民の代表が挨拶する場だからこそ
「いやさかえ」で正しいと。歴史的な日本語誤用?情けない限り?
んむ~。情けないのは果たしてどちらか...。
[819] ameさんへ
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
- 投稿日
- 04/12 16:24
弥栄を「いやさかえ」とも読むことを初めて知りました。
実際に目撃したのはこれが初めてだったもので、少々きつい物言いになってしまいました。しかし茶の間で観た方々は、何かしら違和感を持ったのは事実ではないでしょうか?
まあ、それはさておき麻生さんの部分はこのツリーの本旨とははずれていますので、本来のテーマについてご意見をお寄せ下さると幸いです。
[820] Re:ameさんへ
- 投稿者
- ame
- 投稿日
- 04/12 16:42
> 弥栄を「いやさかえ」とも読むことを初めて知りました。
>実際に目撃したのはこれが初めてだったもので、少々きつい物言いになってしまいました。しかし茶の間で観た方々は、何かしら違和感を持ったのは事実ではないでしょうか?
いやいや、茶の間の皆さんが違和感を持つのは構いませんが(それに、間違ってないのに違和感をもたれても...)、
あなたはマスコミ人でしょう。報道に携わる人間として責任ある立場なのではないですか。
そもそも、本来ああいう式典なり行事では失態のないよう何度でもリハーサルを行うでしょうし、原稿の推敲も絶対するはず。
マスコミがこんなだったら、「新聞なんか読まないよ」と言われたって文句言えないじゃないですか。
おそらくは、記者の語彙の中に「いやさかえ」がなかったから、「間違えてる!」となったんでしょうが、皇室を前にしての挨拶、古めかしい表現があって当然なわけで
広辞苑なんかの現代語辞書でなく、専門的な辞書に当たって裏をとるのが、ジャーナリストとしてあるべき姿じゃないんですか。
まあ、確かに新聞読まないのはどうかと思いますし、吉岡さんに言っても仕方ありませんけども...。
> まあ、それはさておき麻生さんの部分はこのツリーの本旨とははずれていますので、本来のテーマについてご意見をお寄せ下さると幸いです。
それはわかりますが、だったらあんなに居丈高に非難しなくたって良いのでは?
確かに、本旨と外れるのでこれ以上は控えます。失礼しました。
[821] Re[2]:ameさんへ
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
- 投稿日
- 04/12 17:12
「新聞を読まない首相について」のテーマでメディア論が愉しめたので、今回はその延長性で論を更に愉しめたらという思いもあり、さわりのエピソードとしてはいいかなと思って麻生首相の件を取り上げました。主眼は「今回のテーマは別です」と書いたように4月以降のテレビや新聞の改編・刷新について意見を交わすことにありました。どうもふさわしくなかったかもしれません。「歴史的な誤読」というのは、誤りだったようなので撤回します。
ameさんは、文章の一部を貼り付けてそれに反論するスタイルで論に参加されていてユニークだと思います。でも時には“引用して反論”のやり方を変えて、建設的な意見などもお寄せ下さい。よろしくお願いいたします。
[822] Re[3]:ameさんへ
- 投稿者
- もみみ
- 投稿日
- 04/12 17:57
> でも時には“引用して反論”のやり方を変えて、建設的な意見などもお寄せ下さい。よろしくお願いいたします。
首相の言葉を引用して馬鹿だ馬鹿だといっている様な人たちが何を言っているんだと素直に思います。
建設的な、内容を伴った報道を望みます
[824] Re[4]:ameさんへ
- 投稿者
- 松尾
- 投稿日
- 04/12 18:13
ちょっとした息抜きみたいなもんですよ。
麻生さんの行動にも多々呆れてしまうところもあるわけですから。
テーマについて自分はどう考えているのか、意見を言っていきましょう。
あくまで、それが主眼なんですから。
私は、朝日新聞のコラム面がかなり充実したと思います。
広告なしの紙面まるまる識者へのインタビュー
[823] Re[3]:ameさんへ
- 投稿者
- あははは
- 投稿日
- 04/12 18:03
首相の間違いは、ここぞとばかりに批判するくせに
ご自分の間違いは開き直りですか?
首相の揚げ足取りばかり必死になってないで、
マスコミは報道姿勢を改めて見直す事をお奨めします。
いくらマスコミが改編・刷新しようがそれを造る人の程度が、
これでは読む価値もありませんよね。