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真央「当たったことない」…24日・世界フィギュア開幕

 フィギュアスケートの2010年バンクーバー五輪の出場枠を争う世界選手権で連覇を狙う浅田真央(18)=中京大中京高=が23日、関西空港発の航空機で、世界選手権開催地となるロサンゼルスに向け、出発した。搭乗前の会見で、ライバル・金妍兒(キム・ヨナ、18)=韓国=から疑惑をかけられた“進路妨害”を完全否定し、演技に集中することを宣言した。火種をまいた渦中の金は一連の騒動をシャットアウトして、現地で公式練習を開始した。公式練習では金と日本選手に対する取材では大会以外の質問は制限されるなど異例の“厳戒態勢”も敷かれた。

 質問がライバルの金に及ぶと、真央は顔をこわばらせ言葉を詰まらせた。数十秒考えた後、言葉を慎重に選びながら「だれでも(試合前の6分間練習では)自分の演技に集中してしまう。けど、自分は(練習中に出場選手と)当たったことはないです」と、初めて一連の騒動について語った。また、意図的な進路妨害についても「自然とよけるのは、みんな頭に入っていることだと思う」。苦笑いを浮かべながら“ありえない話”と強調した。

 試合会場のステープルズ・センターでの公式練習は、すでに日本時間23日から開始。真央は同24日から加わるが、金とは別のグループ。真央は7人同時滑走の第4組で村主章枝、安藤美姫らと。金は6人同時滑走の第6組に入っており“ニアミス”はなさそうだ。その金との10度目の直接対決となる決戦の地は、ロサンゼルス。近くのドジャー・スタジアムでは日本時間24日に、野球のWBC決勝が行われ、日本と韓国が因縁決着戦に臨む。「日本は毎日テレビで見て応援してる。連覇は頭の中に入ってる。パワーをもらってがんばりたい」。日本代表の連覇に続く、自身初の国際大会V2への決意を胸に刻んだ。

 2月末までロシアで10日間練習した後、中京大リンクで調整。17時間の時差対策に午前6時から練習し、横幅が4メートル狭いアイスホッケー仕様のリンクへの対応に、コーンを置いて感覚を磨いた。四大陸選手権で回避したフリー演技での2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も今回は跳ぶ。「ミスなく滑ることが大事」と真央。事実上の五輪前哨戦リンクで、最強ライバルとの因縁清算マッチにアタックする。

 ◆進路妨害騒動 金が初優勝し、連覇を逃した真央が3位に甘んじた2月の四大陸選手権でのこと。韓国メディアは今月14日に、金が試合前の練習で日本選手に進路を妨害されたと報じ、韓国国内で大問題に発展。日本スケート連盟は疑惑を否定し、報道に至った事実関係の調査と解明を韓国連盟に文書で送る異例の手段に出た。

(2009年3月24日06時01分  スポーツ報知)

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