嶋田隆司(ゆでたまご)「火事場のクソ力で頑張ってほしい」
― サッカー人気の根底には、『キャプテン翼』の存在も大きいですよね。
そうでしょうね。それで(サッカーに)興味を持った子は多かったでしょうし。 ― 少年ジャンプの黄金期を支えた2作品ですが、お互いに影響を受けた部分などはありましたか? ジャンプでは読者の人気投票というのがガッチリありますから、ちょっとでも気を緩めると(人気ランキングを)抜かれちゃうんですよね。今の上位は、ある程度固定しているみたいですけど、当時は『北斗の拳』だ、『キャプテン翼』だ、『キン肉マン』だっていう風に毎週変わっていたんですよ。 ― お互いエールを交わしながらもし烈な争いがあったのですね? 担当編集者もハッパ掛けてくるんですけど、そりゃ、雑誌も面白くなる訳ですよ。今の作者の中には8位くらいで十分っていう人がいるかもしれないですけど、僕らの時は1位じゃなかったら「人間じゃない」みたいな厳しさがありましたから。 ― 世の中に影響を与え続けるというのは並大抵のことではないですね。 僕らは、1位から2位にちょっと落ちたとき、「もうそろそろ(連載を)やめた方がいいな」って思ったんですよね。 ― さて、W杯に話は戻りますが、サッカー日本代表サポーター『ULTRAS NIPPON』と『キン肉マン』がTシャツでコラボレーションを果たしたそうですね? 実はですね、4年前の日韓大会の時から(企画の)話があったんですよ。それで、植田朝日さん(ULTRAS NIPPON団長)がキン肉マンの大ファンで、バンバンビガロ(キン肉マンオフィシャルTシャツを手掛けるTシャツブランド)の社長とも知り合いだったんですよ。それで会わせてもらったのがキッカケなんです。だから今回の(コラボTシャツ)は4年越しの企画ということになるんですよ。 ― 『ULTRAS NIPPON』のメンバーは、このコラボTシャツを着てドイツに乗り込むと伺いましたが、スタジアムが“青”だけでなく“キン肉マン”で染まるかもしれませんね? “友情パワー”ですよ(笑) ― おおぉ〜!!!それは素晴らしいですね! 今度、“火事場のクソ力”バージョンのTシャツも作るので、日本代表も火事場のクソ力で頑張ってほしいですね。 ― では、先生も本腰入れて日本代表を応援しなければいけませんね? いや〜、ドイツ行きたいですね。
特選インタビュー
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