銚子市立総合病院の診療休止問題で市長が失職したことに伴う出直し市長選に、元同病院医師で今は国保成東病院に勤務する松井稔氏(45)が立候補する意向を固めた。8日、毎日新聞の取材に答えた。
松井氏は「市立病院が昨年9月末に休止するまで患者を診てきた。病院再開には独立行政法人による方式が考えられる。患者の気持ちを自分が行政に反映させるしかない」と意欲を語った。
市長選には、解職請求(リコール)運動を展開した市民団体代表の茂木薫氏(58)が出馬を表明。市議や元市長が出馬を模索し、乱立も予想される。市長選は5月10日告示・17日投開票で行われる。【新沼章】
毎日新聞 2009年4月9日 地方版