2009年4月7日7時6分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン2」の改良型とみられる機体の打ち上げ時刻を米中ロ3カ国に「5日午前11時20分」と予告した可能性が高いことがわかった。
実際には午前11時30分15秒に発射されたことが確認されたが、朝鮮中央通信などは「11時20分に発射」としている。専門家の間では「予定時刻をそのまま流した」との指摘が出ている。
韓国政府は4日の時点で「発射を確認したら国家安全保障会議(NSC)開催」と申し合わせていたが、5日は11時20分からNSCを開催。李明博(イ・ミョンバク)大統領は開催直前まで植樹行事に参加する余裕をみせていた。