ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 群馬 > 記事です。

群馬

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

県病院局:赤字幅を16億円圧縮 09~11年度の県立4病院改革プラン公表 /群馬

 県病院局は6日、慢性的な赤字が続く病院事業会計の黒字化を目指し、09~11年度の3カ年にわたる県立4病院の改革プランを公表した。医療サービスの向上や経営の健全化などを柱に据え、11年度末までに07年度末と比較した赤字幅を約16億円圧縮するほか、14年度末までに県立4病院すべてを黒字化することを目標にしている。

 病院局によると、07年度の病院事業会計決算の赤字は約25億4000万円で、経営改善が急務となっている。

 改革プランでは▽心臓血管センター▽がんセンター▽精神医療センター▽小児医療センター--の各病院ごとの事業計画を策定。医療サービス向上のための最新医療機器の導入など具体的施策や経営課題を明確にし、11年度末までに4病院全体の赤字を約9億1000万円まで縮小する。

 また、収支状況が他の2病院と比べると良好な、精神医療センターと小児医療センターは11年度末までに安定した黒字収支を確保、07年度決算で約6億6000万円の赤字を出した心臓血管センターと、約16億円の赤字だったがんセンターも、それぞれ14年度末までには黒字収支の確立を目指すとしている。

 さらに07年度末までに4病院で計約9600万円に上る医療費未収金の回収強化も計画。未収金徴収員の雇用や民間債権回収業者との連携も盛り込んだ。

 病院局総務課によると、07年度の4病院の入院患者数は約26万5000人、外来患者数が約24万9000人となっている。同課は「医療サービス維持には経営改善は急務。地域の診療所とも連携して患者を増やすなど努力していきたい」としている。【杉山順平】

毎日新聞 2009年4月7日 地方版

群馬 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

特集企画

おすすめ情報