周辺国からも発射を自制するようにというコメントがありましたが、当然の様にミサイルを発射した北朝鮮。米側は完全な成功ではないというコメントは出しておりますが、前回の弾道ミサイル実験から考えれば、明らかに進化した北のミサイル技術。目的は中東などへのミサイル技術の売り込みともされますが、とにかく一番最初に標的にされる可能性の高い日本は恐怖に怯える状態となってしまいました。
北の大きな資金源であるパチンコ店が乱立する日本を破壊するのと、危険を冒して中東にミサイルを売るので、いったいどちらが楽に儲かるかということを考えると、どう考えても日本にミサイルを撃ち込む事は無いとは思いますが、どんな制止も聞かずにミサイルを発射するわけのわからない国という印象が強くなりましたから、どうしても不安になりますし、やらないだろうという思い込みで何もしないわけには行かないというのも事実でありましょう。
世界から見れば比較的平和だった日本ですが、直ぐ隣にこんな軍事力を持った国が暴れていれば、国を守るために軍事費を増やさないわけにはいかないというのが現状でありましょう。世論自体も軍拡に対して反対という意見は少なくなるでしょうし、本当に困ったものです。喜ぶのは日本に兵器を提供している米位なものでしょう。
本当は世界は軍縮に動き、核兵器も根絶して行かなくてはならないと思うのですが、何せ兵器の産業というのは人の弱い心を利用した究極の商売で、少々高くても売れてしまうものですから作っている側にとっては美味しくて仕方のない事なのです。世界は少々混乱している方が商売がやりやすいのですから、特に主要な生産国にとっては平和な世界などというものは最悪でありましょう。
正直言って今回の北の真意は分かりませんが、これで日本は軍事費を増やしやすくなったわけで、米は日本に兵器を売りやすくなったという事です。北と米が全くつながっていないという証拠はどこにも無く、この利害関係の裏にはきっと何かが隠れているとしか考えられません。ただ、100年後の歴史の教科書には真実が載っているかもしれませんが、少なくとも私たちが生きている間にはその真相は分からない可能性が高いように思います。
まあ、これで米にお金が流れて、米のバブル崩壊後の処理が進めば、世界経済の混乱が止まる可能性が高いので、悪いことばかりではないのですが・・・。しかし、いつも良いようにやられている日本・・・もう少し何とかならないものでしょうか。やはり敗戦国には無理な話なのでしょうかね・・・。（執筆者：S氏＜日本株第1号、カリスマブロガー＞）
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