【事務所報告】高速PCによるモンテカルロ計算演習セミナーに参加した"招かざるお客様"の生態学
テーマ:ブログ2002年から今日まで高速PCによる各種モンテカルロ計算演習セミナー(本欄バックナンバー参照)の講師を務めた桜井淳所長の記憶を総合すれば、"招かざるお客様"(参加してもらいたくない迷惑な人達)とは、次のような人達のことです。なお、桜井所長の国際会議や研究会の開催経験に拠れば、どのように注意して対策を立てても、約6割の参加者はごく普通の問題ない人達ですが、約3割の参加者は"招かざるお客様"であり、残りの約1割の参加者はかくありたいと思うくらい優秀な人達でした。問題は約3割の"招かざるお客様"への対応です。桜井所長は、直接本人と上司にそのことを報告して注意し、それでも改まらない場合には、該当組織から参加させない方針です。桜井所長が求めているのは、真面目で、誠実で、礼儀正しく、向学心のある人で、特別な条件を課しているわけではありません。
(1)募集要項に反してPC使用経験のまったくない人(原研那珂研研究者)。
(桜井所長は、緊急策として、そのような人に対しても、操作手順をひとつひとつ指示して、他の参加者と同じように学べるようにしました。)
(2)募集要項に反してOSと処理速度(何GHzか)の報告をしてこない人(原研東海研研究者や阪大レーザー核融合研教員等)。
(申込者の中には、報告義務の意味を理解できていない人がおり、OSは、作成したプログラムインストール用CDが指定OSのオートインストーラーによって確実に読み込めることの確認であり、処理速度は、モンテカルロ計算には時間がかかるために、他の人達と同じように計算実行が可能かどうかの確認のためで、中には、いまでも、2-3GHzの時代に、無断で、150-300MHzのPCを持参する人もいましたが、桜井所長は、緊急策として、そのような人達に対しても、ヒストリー数を減らして計算させ、他の人達と同様に、定量的な議論をしました。)
(3)募集要項に反して指定OS以外のOSを搭載したPCを持参した人(原研東海研研究者)。
(桜井所長は、プログラムのインストールができないため、ルール違反を理由に、退室命令を出しました。)
(4)当日無断欠席する人(原研大洗研職員やサイクル機構東海事業所職員等)。
(桜井所長は、本人と上司に注意し、それでも改まらない組織については、参加させない方針です。)
(5)募集要項に反して組織内の共用PCを持参して設定条件がまったく分かっていない人(サイクル機構東海事業所職員)。
(桜井所長は、インストールできなかったため、対応策がなく、偶然、サイクル機構東海事業所が開催組織場所に近かったため、正常なPCを取りに行かせました。)
(6)当日持参したPCが壊れていた人(企業から原研への出向者)。
(桜井所長は、開催組織内の人であったため、すぐに、正常なPCを取りに行かせました。)
(7)当日持参したPCのCDドライブが作動不能だった人(中部電力エンジニア)。
(桜井所長は、緊急策として、インストールした人のPCからUSBで記憶させ、CDが不能な人のPCにそのUSBの情報を読み込ませ、予定どおり、計算演習を行わせました。)
(8)インストール用プログラムと入力データを記憶させたCDの手を触れてはならない面に指紋を付けてしまった人(高エネルギー研研究者)。
(桜井所長は、インストールしても正常に計算できない原因が分からず、午前中の2時間、原因究明を行い、手を触れてはならない面に指紋が見えることに気付き、テッシュペーパーでていねいに拭き取り、再インストールしたところ、正常に計算できました。)
(9)セミナー進行の秩序を乱す人(原研東海研研究者)。
(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
(10)講師の注意事項をまったく聞いていない人(日製の遮蔽部門エンジニア等)。
(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
(11)講師に対して失礼な発言や態度の人(三菱重工業エンジニア等)。
(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)
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