養殖トラフグの肝出荷 店に頼まれ…
宮崎県福祉保健部は14日、食品衛生法で販売が禁止されている養
殖トラフグの肝を出荷していたとして同県延岡市の水産加工業「ミ
ツイ水産」(伊藤吉成社長)を15日から2日間の営業停止処分に
すると発表した。
【SPORTS NIPPON ニュース】
「食品衛生法」で、有害物質を提供してはならないという規定があ
り、旧厚生省から、その有害物質としてふぐ肝を含めるという通達
が出されているため、食事に出したり販売することはできないはず
なのです。各県では、これに基づいて「ふぐ肝条例」を制定して
罰則を設けています。
しかし、なぜか、大分県だけは「ふぐ肝条例」がないとして、「ふ
ぐ肝特区」なんて言われていますけど、これは間違った情報なので
みなさんくれぐれも気をつけてくださいね!!
大分県の臼杵保健所のページには
『大分県では国の方針に従いフグの肝を出さないようにフグ取扱者
講習会でお願いしたり、フグ料理店等に直接行きお願いしています。
近年インターネット等でフグ肝を提供するお店が話題になっており
ますが、これは食品衛生法を無視したものです。くれぐれも、
「フグの肝を食べる。」なんて言わないようお願いします』
と書かれています。
私もネットで、「大分県のこのお店で肝を食べたよ!」なんてお店
の名前・住所・電話番号まで、ご丁寧に載せているブログを見たこ
とがあります。
その方は、きっと大分県も「ふぐ肝」を提供してはいけないという
ことを知らないのだと思いますが、毎年ふぐ肝の毒による死者が出
ています。フグの毒は、種類や産地、季節、さらに個体によって
大きく違いますので、これなら100%安全だという保証はないと
いうことを知っておいてください。
この「大分はふぐ肝特区」という間違った認識のせいでしょうか?
「ミツイ水産」によると、2000年11月ごろから、広島市や大
分市、大分県別府市のフグ料理店5店に頭や中骨などと一緒に肝を
出荷し、今年は約530キロを販売したということです。
記者会見した伊藤社長は出荷先の料理店から「肝を出さないと、も
う取引しないと言われ断り切れなかった。本当に申し訳ございませ
ん」と謝罪しました。
しかし、料理店は各自治体の聞き取り調査に、客への提供を否定し
ているということです。
無知ほど怖いものはありません。ふぐを食べる機会が多いこの季節
だけに十分注意をしてください。私も店主がお得意そうに「珍味」
だといって知らずに食べてしまったことがあるのですが、フグ肝の
毒は死に直結しています。例え「養殖だから」といわれても上手に
断ることが重要だと思います。
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2007年12月17日
【要注意】養殖トラフグの肝出荷 店に頼まれ…
posted by 麻美のこのニュースは要チェックだよ at 15:06| Comment(0)
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