2007年12月17日

【要注意】養殖トラフグの肝出荷 店に頼まれ…

養殖トラフグの肝出荷 店に頼まれ…

宮崎県福祉保健部は14日、食品衛生法で販売が禁止されている養
殖トラフグの肝を出荷していたとして同県延岡市の水産加工業「ミ
ツイ水産」(伊藤吉成社長)を15日から2日間の営業停止処分に
すると発表した。
【SPORTS NIPPON ニュース】

麻美のメルマガが誕生! ⇒クリック!!

「食品衛生法」で、有害物質を提供してはならないという規定があ
り、旧厚生省から、その有害物質としてふぐ肝を含めるという通達
が出されているため、食事に出したり販売することはできないはず
なのです。各県では、これに基づいて「ふぐ肝条例」を制定して
罰則を設けています。
しかし、なぜか、大分県だけは「ふぐ肝条例」がないとして、「ふ
ぐ肝特区」なんて言われていますけど、これは間違った情報なので
みなさんくれぐれも気をつけてくださいね!!

大分県の臼杵保健所のページには

『大分県では国の方針に従いフグの肝を出さないようにフグ取扱者
講習会でお願いしたり、フグ料理店等に直接行きお願いしています。
近年インターネット等でフグ肝を提供するお店が話題になっており
ますが、これは食品衛生法を無視したものです。くれぐれも、
「フグの肝を食べる。」なんて言わないようお願いします』

と書かれています。

私もネットで、「大分県のこのお店で肝を食べたよ!」なんてお店
の名前・住所・電話番号まで、ご丁寧に載せているブログを見たこ
とがあります。
その方は、きっと大分県も「ふぐ肝」を提供してはいけないという
ことを知らないのだと思いますが、毎年ふぐ肝の毒による死者が出
ています。フグの毒は、種類や産地、季節、さらに個体によって
大きく違いますので、これなら100%安全だという保証はないと
いうことを知っておいてください。

この「大分はふぐ肝特区」という間違った認識のせいでしょうか?
「ミツイ水産」によると、2000年11月ごろから、広島市や大
分市、大分県別府市のフグ料理店5店に頭や中骨などと一緒に肝を
出荷し、今年は約530キロを販売したということです。

記者会見した伊藤社長は出荷先の料理店から「肝を出さないと、も
う取引しないと言われ断り切れなかった。本当に申し訳ございませ
ん」と謝罪しました。
しかし、料理店は各自治体の聞き取り調査に、客への提供を否定し
ているということです。

無知ほど怖いものはありません。ふぐを食べる機会が多いこの季節
だけに十分注意をしてください。私も店主がお得意そうに「珍味」
だといって知らずに食べてしまったことがあるのですが、フグ肝の
毒は死に直結しています。例え「養殖だから」といわれても上手に
断ることが重要だと思います。

他のニュースブログ

posted by 麻美のこのニュースは要チェックだよ at 15:06| Comment(0) | ニュース
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。