(cache) 1人残る比少女に支援の輪 基金発足、学費援助を - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  2008年11月、JR蕨駅前で在留許可を求める嘆願書に署名を呼び掛けるカルデロン・のり子さん(右)と両親

    1人残る比少女に支援の輪  基金発足、学費援助を

     日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(13)=埼玉県蕨市立中2年=の父母がフィリピンに帰国するのを前に、日本に残るのり子さんの学費や生活費を援助する基金が発足し、支援の輪が広がっている。

     「善意に応えるためにも、しっかり勉強したい」とのり子さん。4月13日に母サラさん(38)とともに帰国する父アランさん(36)は「本当にありがたい。将来は日本に戻り、何らかの形で恩返ししたい」と話した。

     3人は帰国前の12日、JR蕨駅前で市民に感謝の気持ちを表すカードを配ることにしている。

     基金は3人を支援してきた渡辺彰悟弁護士が発起人となり「のりこ基金」と名付けられた。また地元では、蕨市の自営業男性(64)が「蕨カルデロン支援の会」の設立を計画。のり子さんの生活相談に乗りたいとしている。

     渡辺弁護士によると、父母の帰国後、のり子さんの面倒は日本人と結婚しているサラさんの妹がみるが、経済的にはかなり厳しいという。

     のりこ基金はゆうちょ銀行、口座番号「10070-31787101」。その他の金融機関から振り込む場合は、支店名「008」口座番号「普通3178710」。問い合わせは、いずみ橋法律事務所、電話03(5312)4855。

      【共同通信】
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