(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)を統括する国際自動車連盟(FIA)は2日、先月29日実施の今季開幕戦、オーストラリアGPで、3位に入ったヤルノ・トゥルーリ(イタリア、トヨタ)への降格処分を撤回、3位に復帰させたとの決定を発表した。
第2戦が開かれるマレーシアで4位に入った昨季の年間総合王者ルイス・ハミルトン(英国、マクラーレン・メルセデス)らを呼んだ聴聞会を開き、決定した。豪州GP後、マクラーレンは、事故発生に伴うイエロー旗が掲げられている間、トゥルーリがハミルトンのマシンを不適切に追い抜いたと主張。
この主張を受け、トゥルーリにはペナルティーの25秒が科され、12位に降格していた。しかし、その後、マクラーレンの主張に誤った部分があることが判明、FIAは逆にハミルトンの同GPでの失格処分を発表していた。