「時間があるときはぎゅっと抱きしめてあげて」。5日の参院予算委員会で、3人の子供を持つ森ゆうこ氏(民主)が、9月にも第2子を出産予定の小渕優子少子化担当相に仕事と子育ての両立法を指南する一幕があった。
森氏は「一生懸命愛情を伝えれば子供は分かってくれる。誰よりも心強い応援団になってくれる」と伝授。小渕氏は答弁で「(昨年も)『あなたは両立しなければならない立場だ』と励ましていただいた」と明かした。
もっとも、森氏は「仕事もしっかりしてもらわなければ」とクギを刺すのも忘れず、小渕氏は「先輩」の助言に神妙にうなずいていた。【三沢耕平】
毎日新聞 2009年3月6日 東京朝刊