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最終更新:2009年4月3日(金) 18時53分

「滞在資格認めて」、子供たちが訴え

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 日本で暮らしたいと訴えたフィリピン人少女、カルデロンのり子さんの問題は両親と離れ少女一人が日本に残ることになりましたが、3日、のり子さんと同じように国外退去を命じられている子供たちが、都心を行進し、「日本で暮らしたい」と訴えました。

 「家族と日本で暮らしたい」、「将来の夢は警察官」。思い思いのメッセージを手に集まったのは、イランやペルー、フィリピンなど7か国のあわせて28人の子どもたちです。

 3日午後、両親らと東京の銀座から日比谷公園までを行進し、滞在資格を認めてほしいと訴えました。

 全員、日本で生まれ育った子供たちですが、両親が不法滞在だったために国外退去を命じられているからです。

 Q.将来の夢は?
 「電車の運転士になりたいです」
 「サッカー選手になりたいです」
 「家族と日本で暮らしたい」

 主催した団体ではこうした子供たちは把握しているだけでおよそ100人に上るとしています。

 「ほとんど小学校高学年や中学生になっていて、『いま帰りなさい』と言われても、自分の両親の祖国でやっていけない、学校教育に適応できない、生活も順応できないという人たちが多い」(主催した団体「APFS」 吉成勝男 相談役)

 空手の練習に励むのは、この春、小学6年生になったジャファニア・メイサムくん。

 在留を認めてほしいと、2日、地元の千葉県東金市で行われた署名活動には、一家と交流のある地域の人たちも参加しました。

 「『何とかしてあげたい』と、そんな気持ちにさせるようなご家族なんです」(署名活動に参加した女性)

 地域の社会に溶け込んで暮らしている家族の実情を理解して欲しいと、支援する人たちは話しています。(03日16:49)



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